桃廉石勾玉 [15m003]

ピンク翡翠と呼ばれるパステルピンクの桃廉石（トウレンセキ）の定形勾玉です。
色合いが淡いピンク一色なので、形を古墳時代の勾玉ぽっく腹の内側の面取りを弱めにして、デザインにメリハリを付けました。

勾玉の形は時代によって流行があり、縄文時代は薄く平たい形状で胎児のような形、弥生時代以降は現代人に見慣れた勾玉の近い形状になってきて、古墳時代に定形勾玉として一応の完成をみます。
現在作られている勾玉は、定形勾玉を元に作り手各自が工夫していますので、勾玉を観れば誰が作ったのかが解る程です。

素材は俗に「ピンク翡翠」と呼ばれている糸魚川産の桃廉石（トウレンセキ）ですが、ヒスイとは組成も生成過程も別の非常に柔らかい鉱物です。

石質；普通。
色合い；淡いピンクに若干の白い斑を持つ
透光性；無い
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