ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

縄文石笛Neo [15I083]

縄文石笛Neo [15I083]

販売価格: 19,000円(税別)

(税込: 20,900円)

在庫数 在庫なし

商品詳細

蛇紋岩類の中でも最も綺麗な透緑閃石で作った縄文石笛を改良した縄文石笛Neoです。
青黒い地に薄緑がかった白い斑が入る珍しい石で、白っぽい部分は若干の透明感があります。
元になっている石笛は、縄文後期(四千〜三千年前)の青森県六ヶ所村・上尾駮遺跡出土のヒスイ石笛ですが、孔直径を8mmからより息が吹き込みやすい12mmにしてある事と、指孔を実物より大きく縦長にした事で音階変化によりバリエーションが付けられるようになり、これまでの石笛の概念を越えた現代版の縄文石笛が誕生しました。それくらい革新的な石笛です。

上尾駮遺跡の出土品は緑一色のヒスイ製ですが、初めて縄文石笛を試す方でも購入しやすい価格にするために、黒蛇紋岩製として線刻模様無しのシンプルな石笛に仕立てました。

糸魚川産の蛇紋岩類は、縄文時代には磨製石器素材として各地に運ばれて珍重されたブランド石材であったようですので、土壙墓からも副葬品として出土します。恐らくその抜群の切れ味から霊力ある威信財として扱われていたと推測されています。

蛇紋岩は鉱物学的に広範囲な石材ですが、使用した蛇紋岩は縄文人が好んで磨製石器を作っていた糸魚川では一般に黒蛇紋と俗称される蛇紋岩です。
因みに、これまで蛇紋岩製と報告されてきた出土品は、厳密には透閃石製も含まれる事が判明してきましたので、近年は考古学の報告書などでは「蛇紋岩類」と表現される事が多くなってきました。

吹き方だけでなく、貫通孔と直交する小孔を指で操作すると、指の操作だけで音階が変化できる元祖オカリナです。
寂びた低音から驚くほどの甲高い高音までの広い音域を持ち、まるで能管を想わせるような音色です。
西洋音階の楽曲に拘らず、縄文の音色をお愉しみください。

・吹き方の基本
右手;右手中指で中央に開いた音階調整の指孔を塞さぎ、右親指でその裏側をつまむ。
左手;左親指の腹に石笛を乗せる事で縦の貫通孔の底を塞さぎ、左人差し指を石笛に添える。

(1)最初は貫通孔と指孔を塞いだまま吹く角度を探ってみて下さい。
(2)音が出るようになったら、指孔を微調整して音階変化を付けてみて下さい。
(3)慣れたら貫通孔の底を押さえた左手親指をずらしたり、開けてみたりして下さい。
*指孔と貫通孔を全閉すると超低音が出ます。(5度のA#・920HZ前後)
 指孔と貫通孔を全開すると超高音が出ます。(7度のF#・3000HZ前後)

・音色の特徴
詫びた低音を基本として、指孔全閉で極低音から、全開で超高音の驚きの広音域が愉しめます。
そればかりか縦長で大きい指孔のお蔭で開閉の微調整の幅が広くなり、半音調整どころか石笛の概念を越える不思議な音色が愉しめるようになっています。
ただ西洋音階の曲を演奏するとなると、かなり練習が必要でしょう。
縄文遺跡や海や山で、自然に移ろう音階変化に身を任せた即興演奏を愉しみたい石笛です。

孔直径;12mm×深さ55mm(貫通孔)と直交する直径6×7mm(指孔)
基本キー;幽玄的な6度のD(1200HZ前後・技術次第で2オクターブ近い広い音域を持つ)

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 55×26×21mm
材質; 糸魚川産蛇紋岩類

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