ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

水煙文様線刻黒蛇紋石笛(指孔付き) [15I091]

水煙文様線刻黒蛇紋石笛(指孔付き) [15I091]

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商品詳細

縄文時代に珍重された高品質の黒蛇紋に、中期(五千〜四千年前)の信州地方に出土する「水煙土器」をイメージした線刻をした石笛です。
縄文人に近代工具を持たせたらこんな石笛を作る、というコンセプトですが、如何でしょう?

糸魚川の蛇紋岩類は、旧石器時代から石斧の素材として各地で珍重されており、縄文時代には土壙墓から副葬品としての出土例もありますので、その優秀な切れ味と黒光りする美しさから霊力ある石器として威信財にまでなっていた事が報告されています。


描かれた文様は、縄文時代中期(五千〜四千年前)に信州から甲州地方に多く出土する「水煙土器」に施文される同心円パターンです。
戦前までの縄文土器は、原始人の作った器という評価しかされていませんでしたが、1950年代になって芸術家の岡本太郎がその芸術性の高さを発見して、美術品として評価されるようになりましたが、太郎に衝撃を与えた縄文土器こそ、上野の国立博物館に展示されていた信州の水煙土器だったのです。
つまり水煙土器のインパクトが、大阪万博を象徴する「太陽の塔」に繋がっているのです。

*ご要望あれば、彩色しますのでお気軽にご相談下さい。

・音色の特徴
全音域でかすれたジ〜という倍音が響き、指孔全閉の低音の6度のファ前後から、全開で辺りを祓う超高音の7度のファまで1オクターブの音域が愉しめます。
西洋音階の楽曲も演奏可能なほどにコントロールしやすく(それなりの技術は必要ですが)、吹けば勝手に音が紡ぎ出されるような、浮遊感あふれる演奏が愉しい石笛です。
特に高音域の野太い音色は秀逸。
自在な演奏と黒光りする姿といい、既成の音楽理論を忘れて縄文遺跡や海や山で、自然にうつろう音階変化に身を任せた即興演奏を愉しみたい石笛です。

孔直径;10mm×深さ26mm
基本キー;幽玄的な6度のシ(2000Hz前後)

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 48×37×18mm
材質; 糸魚川産蛇紋岩類

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