ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

磨製石器形「ご神火紋」線刻彩色蛇紋岩石笛(指孔付き・透閃石) [16I027]

磨製石器形「ご神火紋」線刻彩色蛇紋岩石笛(指孔付き・透閃石) [16I027]

販売価格: 19,000円(税別)

(税込: 20,900円)

在庫数 在庫なし

商品詳細

蛇紋岩類の中でも「黒蛇紋」と呼ばれる透閃石で磨製石器形に作った石笛に、仏教絵画や中世以降の富士山などの絵画に描かれている「ご神火」を独自に簡略化して線刻・彩色しました。

この模様の祖形は既に縄文時代の螺旋紋に見られますが、不定形で常に揺らぎ続ける炎を図案化した伝統的文様です。
いってみれば二重反転螺旋模様のバリエーションであり、メビュースの輪や、数学の無限大記号と同義ではないでしょうか。

時という漢字は「脈動」を現す表意文字で、サンスクリット語で時は神と同義のカーラと呼びますので、古代人にとって時の流れとは神そのものだったのでしょう。

アクセサリーとしてお守りとして違和感のない石笛ですが、プロの演奏用にも使えるほど音域が広く、初心者でも吹き易くなっています。縄文遺跡や杜で吹いてみたいデザインの石笛です。


糸魚川産の蛇紋岩類は、ヒスイ以上に広範囲の遺跡から出土していますが、縄文時代には副葬品として埋葬されてもいますので、霊力ある威信財としての価値もあったようです。
蛇紋岩製の石笛をヒスイ関係者に見せても蛇紋岩だと気付かず、時には黒曜石?と聞かれてしまうほど黒くて光沢があります。
蛇紋岩の原石は見栄えしなくても、丁寧に研磨すると黒光りする地に蛇紋が浮かびあがる綺麗な石なのです。

*蛇紋岩類の中にも色々な種類がありますが、使用されている蛇紋岩は鉱物学的には透閃石に分類されます。
実は縄文時代に出土する「糸魚川産蛇紋岩の石斧」とは、通称黒蛇紋と呼ばれる透閃石が大部分であることが、近年判明してきました。
透閃石の中でも宝石のように綺麗な場合をネフライト(軟玉ヒスイ)と呼び、糸魚川産透閃石は北海道産緑色凝灰岩(アオトラ)と並ぶ国内最高レベルの石器素材であったのです。

吹き孔内部に透明感がある緑色の部分が若干見えますが、この部分が大部分だとネフライトとなります。若干、粉っぽい部分(灰色っぽくみえる部分)は不純物で、少しだけ真っ黒の部分より削げていますので、若干安くなっています・・・普通の人には気にならないレベルだと思いますが・・・。


*彩色は防水性塗料が使用されていますが、濡れた手で彩色部分を強く擦ったりすると塗料が指に付く恐れがあります。また不用意に落とすと塗料が剝がれる恐れもあります。

音色
イ〜ンという倍音が全音域で響く。特に6度のシ付近の倍音が、狼の遠吠えや寒風吹きすさぶモガリ笛を思わる切ない音色で、何時までも吹き続けたくなる音色。
倍音中毒にご用心!(笑)
幽玄で鎮魂的な低音域(6度のソ前後・1660Hz前後)、高音域(7度のファ・2940Hz前後)は、空間を突き破る祓い浄め的な高音。
1オクターブ近くの音域が出ます。

基本キー;6度のラ
孔寸法;φ10×深さ25mm(直孔タイプ)
色合い;漆黒
    
透明度;無い
石質;結晶は細かく緻密で堅牢。
使用ビーズ;おまかせサービス

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 47×25×15mm
材質; 糸魚川産蛇紋岩類(透閃石)

Facebookコメント