ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

ヒスイ原石仕立て石笛(一つ孔) [16I044]

ヒスイ原石仕立て石笛(一つ孔) [16I044]

販売価格: 13,000円(税別)

(税込: 14,300円)

在庫数 在庫なし

商品詳細

どことなく「ウルトラセブン」に出てくる怪獣のエレキングを想わせる白地に深緑の模様が入った可愛らしいヒスイ製石笛です。
深緑色の部分は角閃石という不純物で、厳密にいえばヒスイというよりはヒスイ輝石混じりのアルビタイトかも知れません。
アルビタイトもかってはヒスイとされており、現在でもこの判定は科学分析でもしないと微妙な処。

これまで広い音域を持つ楽曲演奏の可能な石笛を追求してきましたが、本来のご神事で奏上する石笛は、大本教の出口王仁三郎が伝えたように「磐笛は『ユーユー』と長く跡の音を引いて『幽』と云う音色を発生しせめるのが、第一等である」 (本教創世紀)ものであったようです。

近頃は本職の神職さんや古神道方面のお客様からのご注文と不思議なご縁が続いており、本格的なご神事に使える石笛を求めておられるお客様が少なからずいるのです。
ご神事で使われる石笛は、ぬなかわヒスイ工房が開発したペンダント仕様や音階変化のための指孔などといった工夫は必要はなく、本来の祭器たる石笛を目指して連作しています。
また、原石仕立ての一つ孔の石笛に呪術的な意味を持つ吹き手もおられるようです。


一見して原石に孔を開けてあるだけのようですが、祭器としての石笛であるからには大幅に加工・成形をして息が吹き込み易くしてありますので、巷に溢れる孔を開けただけの石笛とは別物です。

また一般に流通している原石仕立ての石笛は、ハンマーで小割したヒスイ原石に若干の修正を加えてバレル研磨機という自動研磨の機械に放り込ん表面的な艶を付けてあるだけですので、原石表面は微細な痘痕状の肌荒れが残っています。
ぬなかわヒスイ工房の原石仕立ての石笛は、石笛として吹き易い形状に切削した上で平面研磨機で手作業の研磨をしていますので、バレル研磨機だけで仕上げた石笛に比べて光沢の奥行が感じられるはずです。
石を使った活花のように、石の中から石笛を削り出す心持で作りました。

広い音域よりも「幽幽という厳かな音色」を目指しました。
音域は広くはありませんが、一般的な「正面吹き」の他に古神道系の吹き手に多い「横吹き」もし易い形状と、精妙な倍音が魅力です。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロ演奏家からのご注文も多いのですが、「息が吹き込みやすい形状・ビビリ音の排除・広い音域」というプロからのご要望は、すなわち初心者でも吹き易い石笛という考えを基本にしていますので、どなたにもお勧めできます。

音質の特徴
ヒグラシの鳴き声のような憂愁を帯びたやや高音を基本とする。
かそけきピーという倍音。
大きな音階変化を付けた楽曲演よりも、神事や一定の息の吹き込み方で長音を愉しむ事、呼吸法や音色自体を愛でる愉しみ方に向く。

*ご要望あれば別途2,000円で指孔加工致します。

基本キー;6度のラ。6度のファから7度のドまでの音域を持つ

石質;不純物は多いが結晶は緻密
   
透光性;普通

色合;白地に緑の模様を持つ

孔寸法;φ10×深さ28mm


商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 44×46×36
材質; 糸魚川ヒスイ

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