カズさんモデル・金文「龍」線刻ライブ用石笛 [17I016]

抜群の透明感を持ち、鮮やかに黄緑が発色したヒスイを使い、金文の「龍」を線刻したライブ用石笛です。ライブ用の石笛は貫通孔を持つ縄文石笛を吹き易く改良した上に、演奏中に誤って落とさない工夫としてペンダント仕様にした音域の広い石笛です。

裏面には勾玉ですと避けるようなヒビが入っておますが、このサイズの大きな石笛ですと避けようもなく致し方ないこと。
白い部分と黒い部分も不純物であり、ヒビも含めてオンリーワンの景色として捉えて頂ければ幸いです。
極上の勾玉が数個作られるほどのヒスイを贅沢に使いましたので、ヒビが無ければ相当に高価になります。

金文は中国の殷・周代に青銅器の表面に鋳込まれたり、刻まれた文字のことだそうですので、日本の弥生時代から古墳時代に使われていたようです。
漢字は象形文字ですので、古い時代の漢字は図柄としても面白く、ぬなかわヒスイ工房では作品を飾るモチーフとして重宝しています。

アクセサリーやお守りとして持ち歩ける小型ペンダントタイプですが、驚異的な１オクターブ半もの全音域でも鈴を転がすような倍音が響きます。ライブ用石笛としても最適。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロ演奏家からのご注文も多いのですが、「息が吹き込みやすい形状・ビビリ音の排除・音域が広い」というプロからのご要望は、すなわち初心者でも吹き易い石笛という考えを基本にしていますので、どなたにもお勧めできます。

＊ご要望あれば彩色も受け賜りますので、お気軽にお問合せ下さい。

音質の特徴
憂愁を帯びた重厚で幽玄な低音域が特徴的。
楽曲演奏より瞑想するような長音を愉しむ即興演奏に向く。
楕円に開けてある大き目の指孔からも吹く事ができ、野太い低音が出る。
また開閉の微調整で微妙な音階変化を楽しむ工夫でもある。

音域
5度のレから7度のレまでの驚異的な２オクターブの広い音域を持つが、基本的には5度〜6度の低音が心地よい

基本キー；落ち着きと透明感を感じる5度のソ

石質；非常に緻密。裏面にはヒビが入るが、模様の範囲
透光性;非常によい
色合；薄い緑地に鮮やかな黄緑、白、黒ずんだ緑の模様が入る
革紐：おまかせサービス

孔寸法；φ10×深さ71mm（指孔は7×8mm）