ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

二重羽状紋線刻彩色蛇紋岩石笛(指孔付き) [17I020]

二重羽状紋線刻彩色蛇紋岩石笛(指孔付き) [17I020]

販売価格: 22,000円(税別)

(税込: 24,200円)

在庫数 在庫なし

商品詳細

旧石器時代から石斧素材として珍重されてきた糸魚川産の蛇紋岩に、二重羽状模様を線刻した後にベンガラを彩色した指孔付き石笛です。

二重羽状模様は私の造語で考古学用語ではありませんが、縄文土器などに施文されており、土偶の顔にも似た二重線が描かれていたりします。
「もののけ姫」の主人公も戦闘の時には赤い▼模様を顔に塗っていましたが、▼模様や波状模様も鋸歯状紋のバリエーションだと思います。
時という漢字は「脈動」を現す表意文字で、サンスクリット語で時は、神と同義のカーラと呼びますので、私個人的には螺旋模様や鋸歯状紋は永遠の時の流れを現していると考えており、脈動する時、そして神を表しているのではないでしょうか。
ベンガラは縄文時代から使用されてきた酸化鉄を原料とした顔料です。


アクセサリーとしてお守りとして違和感のない小型の石笛ですが、プロの演奏用にも使えるほど音域が広く、初心者でも吹き易くなっています。


糸魚川産の蛇紋岩類は、ヒスイ以上に広範囲の遺跡から出土していますが、縄文時代には副葬品として埋葬されてもいますので、霊力ある威信財としての価値もあったようです。
完成したこの石笛をヒスイ関係者に見せても誰もが「なんて石?」と蛇紋岩だと分からないのですが、蛇紋岩の原石は見栄えしなくても丁寧に研磨すると黒光りする地に蛇紋が浮かびあがる綺麗な石なのです・・・蛇紋岩を美しい石と認めて加工しているのはぬなかわヒスイ工房だけ。
ただし、この石笛の蛇紋岩は、針状結晶が露出している部分が白く見えるのがちょっと残念な所ですので、通常の蛇紋岩製線刻石笛より安めになっています。
その分、結晶が複雑に絡み合って頑丈という事ですが・・・。

縄文遺跡や杜で吹いてみたいデザインの石笛です。

*彩色は多少の防水性がありますが、天然素材のために擦ったり濡れた手で触ると剝がれる恐れがあります。

音色
イ〜ンという倍音が全音域で響き、寂びた高音が特長的。詫びた心地の良い7度のド付近をスタンダードとして、幽玄で鎮魂的な低音域(6度のラ前後・1800Hz前後)、高音域(7度のソ・3100Hz前後)は、空間を突き破る祓い浄め的な高音。
小鳥の鳴き声のような可愛らしい音色ですので、訓練次第でウグイスの鳴き真似ができます。
アウトドアで小鳥と交信しましょう(笑)

基本キー;7度のド
孔寸法;φ10×深さ19mm
色合い;黒っぽい深緑に蛇紋岩の名の由来の通り蛇のような模様が入る
    白い部分は傷ではなく、複雑に絡み合った針状結晶が露出している部分。
透明度;無い
石質;結晶は細かく緻密で堅牢。
使用ビーズ;なし

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 47×28×20mm
材質; 糸魚川産蛇紋岩類

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