ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

石棒型線刻蛇紋岩石笛(指孔付き) [17I077]

石棒型線刻蛇紋岩石笛(指孔付き) [17I077]

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商品詳細

縄文時代の石棒をモチーフにして、蕨手紋を線刻した指孔付きの石笛です。
石棒は言うまでもなく男根の象徴で、糸魚川の六反田南遺跡からは県内最大級の1mを越える安山岩製の石棒が出土しています。
性器崇拝はファリズムと呼ばれ、インドではシバリンガム、日本では道祖神や金精様と呼ばれ古来から崇拝を受け、古今東西でも神の依り代とされてきました。


実用品ではない用途不明の出土品は、世界的な縄文研究者である小林達雄先生から「第二の道具」と評されて、縄文時代の文化の高さを表していると論じておられます。
概ね線刻された石製品は、この石笛のように円系モチーフや渦巻が線刻されていますが、縄文人はどんな思いでこんな線刻をしたのか?どんな用途であったのか興味深い所です。


アクセサリーとしてお守りとして違和感のない石笛ですが、プロの演奏用にも使えるほど音域が広く、初心者でも吹き易くなっています。縄文遺跡や杜で吹いてみたいデザインの石笛です。


糸魚川産の蛇紋岩類で作られた磨製石器は、ヒスイ以上に広範囲の遺跡から出土していますが、縄文時代に副葬品として埋葬されてもいますので、黒光りする神秘的な姿と抜群な切れ味から、霊力ある威信財としての価値もあったようです。
なんと三万年も前の長野県野尻湖のナウマン象ハンターたちは、糸魚川産の透閃石(蛇紋岩の一種)で局部磨製石器を作っていた事が判っているのです。

完成した蛇紋岩製の作品をヒスイ関係者に見せても、蛇紋岩だと気付く人は少ないのですが、蛇紋岩の原石は見栄えしなくても丁寧に研磨すると黒光りする地に蛇紋が浮かびあがる綺麗な石です
蛇紋岩を美しい石と認めて加工しているのは、縄文人の他はぬなかわヒスイ工房だけ。


音色
明るく剽げた印象を持つが、寒風吹きすさぶ冬の夜のモガリ笛を思わせる詫びた音色でもある。
操作性は非常によく、飽きの来ない石笛。
即興演奏に向く。

イ〜ンという倍音が全音域で響く。
倍音中毒にご用心!


*孔直径が12mmであるため、竜笛や能管、篠笛、フルート経験者なら息が吹き込み易く、初めて選ぶ石笛に最適。

音域
A5〜C7(1オクターブを越える)

基本キー;F6

孔寸法;φ12×深さ30mm

色合い;黒っぽい深緑に蛇紋岩の名の由来の通り蛇のような模様が入る
    
透明度;無い
石質;結晶は細かく緻密で堅牢。
使用ビーズ・革紐;おまかせサービス

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 58×30×21mm
材質; 糸魚川産蛇紋岩類

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