翡翠勾玉

残念な勾玉リメイク(縦40mmと縦30mmの二個・渾身の手研磨!バレル研磨機不使用品)手直し品のためにお求めいただけません [26m0903]

残念な勾玉リメイク(縦40mmと縦30mmの二個・渾身の手研磨!バレル研磨機不使用品)手直し品のためにお求めいただけません [26m0903]

販売価格はお問い合わせください。

商品詳細

圧砕ヒスイの黒い角閃石部分が荒れて白く傷だらけの勾玉と、傷だらけの出雲石(青碧玉)を、形をそのままでピカピカに磨いてほしいとの依頼品。

圧砕ヒスイは角閃石部分が凹んでカタチが崩れやすく、コツを知らないと鉱物繊維が毛羽だって白くなってしまう上級者向きのヒスイ。
青碧玉はヒスイのように乾式研磨すると平滑になってくれず、湿式研磨すべき鉱物。
(1)どちらも表面が凸凹していたので、最初は1500番のダイヤモンドデイスクで薄皮を剥ぐように傷取り研磨。
(2)紐孔は両側穿孔が錯綜して歪なので、一回り大きく拡幅・・・ここを補正しないとひと目でヘンテコなことがわかるのデス
⑶ヒスイは乾式研磨、青碧玉は湿式研磨

丁寧に研磨すると表面が平滑になり光を乱反射しなくなるので、隠れていた色が浮き上がるように彩度があがるのですネ。
ビフォーアフターをとくとご覧くださいませ。


ちょっと宣伝・・・
市販品の多くは自動のバレル研磨機で仕上げられていますが、ぬなかわヒスイ工房の勾玉は昔ながらの手研磨です。
機械が勝手に光沢をだしてくれるバレル研磨機で仕上げると、光が乱反射する独特の油脂光沢に仕上がりますので、わたしは徹底的に研磨することで勾玉表面を平滑にし、しっとりと上品で中が透けて見えるような光沢に仕上げています。
紐孔内部もしっかり研磨!
もちろん形状も重要で、一般的な勾玉づくりの少なくとも5倍くらいは時間をかけて成形し、掌に持ってなじみ、見飽きず、「まるで生きているようだ」と言われる勾玉を目指しております。


原石支給も喜んでつくりますので、お気軽にご相談ください!

石質;
色合い;
透光性;
紐;


「色のいいヒスイならカタチと研磨はどうでも売れる」と同業者から聞いたことがありますが、どんなヒスイであっても私にとってオンリーワンの愛すべき存在で、一期一会の覚悟で徹底的に作り込み、紐孔の縁や内部まで研磨しています。
ちなみに研磨にも種類があり、多くのヒスイ職人が仕上げで使っている自動のバレル研磨機の光沢は、ギラついた油脂光りが好みに合わず、じっとりと上品な光沢が出る平面研磨機での手作業をしています。


そもそも勾玉とはなんだろう?勾玉のカタチにさえなっていれば勾玉といえるのだろうか?
日々そんな自問自答をしていますが、なぜだかお客様から「ぬなかわヒスイ工房さんの勾玉(あるいは石笛)は、ずっと握っていたくなる」「美味しそう!」と、不思議な褒め言葉をいただきます。

勾玉をお求めいただいたご婦人から、歩きながら、電車に乗りながら、いつでも勾玉に触っていたいとブレスレットに仕立て直したものを見せていただいた時、涙ぐんでしまいました。

しかし、ずっと握っていたくなる勾玉の作り方など、私は知りません。
恐らくは・・・日頃から勾玉とはなんだろう?という自問自体にあるのではないだろうか?
大昔の人々が愛してきたヒスイ勾玉、すなわち日本の基層文化に触れたという共感がそう感じさせてくれるのだとしたら、ヒスイ職人冥利に尽きるというものです。
これは希望的観測ですネ。



*ぬなかわヒスイ工房の勾玉は、下記3点の中から仕立て方が選べますので、ご注文の際は明記してください。
詳細な画像は、説明欄の下の写真でご確認のほどを!

(1)勾玉に紐を通すだけの縦向き飾り(古代風)
(2)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにウッドビーズを使用(一般的な横向き飾り)
(3)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにテグス結び(一般的な横向き飾り)


勾玉の身に付け方には種類あり、現在は相手に向かって逆C字に見える横向き飾りが主流になっています。
これは東京帝国大学の考古学者が「勾玉の紐孔を穿孔し始めた側を表とし、それが判別できない両側穿孔の場合は逆C字の向きを表とする」とした考古学上の定義が、大正時代に出版された研究図書に記述されているのを見つけましたので、この最後の部分だけが広まって逆C字の横向きが表とされたようです。


しかし勾玉が縦向きの飾りになっている古墳時代の人物埴輪や、数々の出土品の状況などから、本来的には縦向き飾りであったと考えられています。
2018年に幕末期の蝦夷地探検家であった松浦武四郎が、明治期に蒐集した玉類243点を連ねて政策した「大首飾り」を明治維新150周年を記念してのレプリカを「松阪市立松浦武四郎記念館」から依頼されましたが、「大首飾り」も実物は縦向き飾りですので、少なくとも明治期までは縦向きであったようで、横向き飾りは大正時代以降であることが伺えます。


私は「これが正しい」とお客様に提示することはしたくはなく、勾玉の飾り方はお客様のお好み次第の選択式を採用しており、逆C字向きが正しいと思い込むのではなく、その日の気分でC字向きに首にかけてもいいと考えております。

そんな訳で、古典的な縦向き飾りは誰でも紐を簡単に交換できるというメリットがあり、現代的な横向き飾りは縦向きよりでっぱりが少ない分、日頃から身につけるお守りに最適で、ビジネススーツの下でも目立たないというメリットがあることをお伝えしています。

ただし、紐の素材に関係なく、毎日身につけていると二年くらいで紐は切れてしまいますので、横向き飾りの時は紐が捻じれないためのビーズを通すか、テグス結びで捻じれ止めにする必要があります。

*特にコメントがなければ、縦向き飾りでお届け致します。

*ご予算に応じてヒスイ原石を選びます・・・(オーダーは30,000円〜)


勾玉について
勾玉の形状については、牙玉説・胎児説・三日月説・釣り針説・玦状耳飾りリメイク説などがありますが、原型は旧石器時代からある獣の牙をペンダントにした牙玉であったようです。
やがて縄文早期後半(六千年前)の長者ケ原遺跡で胎児のような牙状勾玉が滑石で作られ、後期から晩期にヒスイ製の勾玉が作られるようになり、断絶期を経て弥生中期ころから北九州方面で定形勾玉が作られるようになりました。



商品詳細

材質; 硬玉ヒスイ(糸魚川産)・出雲石

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