Knobさんモデル石笛

銘みずち・線刻白ヒスイ石笛(Knobさん孔・参考品) [20I059]

商品詳細

原石の持つ野趣溢れる姿の白ヒスイを活かし、Knonbさん仕様の試験管状孔を開け、螺旋紋を施文した石笛です。
ご注目いただきたいのは、水底を身をくねらせて泳ぐミズチ(蛟・水の精霊)を思わせるようなアウトライン。具体的には吹き孔をしたにして観た、正面右上の内側に入りこんだ放物線!
私は平面研磨機で加工していますが、凸面は加工できても凹面は理屈から言って成形研磨できないのです。
ところが食えず眠れずという不思議な集注で2週間も加工に没頭していたら、体力の限界で掌が勝手に動いて、かって作ろうとしてもできなかった内側に入り込んだ放物ラインが成形できていました。

これは神霊現象などではありません(笑)
疲労のピークで過剰な自意識や、操作意欲、支配願望が霧散し、過去の仕事の蓄積から最も適した掌の動かし方の感覚経験がやってきた、と理解しています。
年に何度かこんな経験をするのですが、そのつど予想外のブレークスルーがやってきます。
この現象を神霊現象です!と宣伝すれば「すごい人!」と喜んで買ってくれる人もいるでしょうが、私は仕事に関しては一切のスピリチュアルな言動をしません。
「不老長寿の神秘の霊石ヒスイ」であるとか、私は霊能者、超能力者なのですと自己宣伝すれば、それは人の心の弱みに付け込んだ霊感商法になってしまいます。
真摯にヒスイ加工に取り組んでいると、たまにはヌナカワ姫様がご褒美を贈ってくれたのだろうな、と神妙な心持ちにもなるのです。
だからこういった自分の技術の限界を超えてやってきた作品ができると、ヒスイ・我・古代ヌナカワ族の玉作職人の三者による共同作品が「やってきた」、ヌナカワ姫のご褒美と感謝し、非売品になってしまうのです(笑)

人為で作った「歪形の美」ではなく、いま在るモノの姿を石笛に仕立ててみました。
可愛らしい外見ですが、石笛演奏家の重鎮、横澤和也さんや守山鷲声さんとの交流から操作性の非常によい本格派となり、倍音が綺麗で1オクターブを越える音域を持ちます。

アクセサリーとしてお守りとして違和感のない石笛ですが、プロの演奏用にも使えるほど音域が広く、初心者でも吹き易くなっています。縄文遺跡や杜で吹いてみたいデザインの石笛です。


音色
可愛らしい外見に関わらず、豊富な倍音を持つ音色。
イ〜ンという倍音が全音域で響く。
透明感ある澄んだ高音が特長的。
紐孔と指孔も吹くことができます。
操作性が非常によく、可愛らしい小鳥のさえずりから、狼の遠吠えや寒風吹きすさぶモガリ笛を思わる切ない音色が容易に吹きこなせます。
音程変化を意識せず、何時までも長音を吹き続けたくなる音色。
倍音中毒にご用心!(笑)

参考音域;E6〜G7(1オクターブ超え)

参考基本キー;C7

孔寸法;φ11×深さ19mm(円弧カット・緩斜孔タイプ)

色合い;青味がかった白地に黄緑・白が浮かぶ
    
透明度;非常によい

石質;結晶は細かく緻密で堅牢。

使用ビーズ;おまかせサービス

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 62×32×20mm
材質; 糸魚川産白ヒスイ

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