ミズチ形軟玉ヒスイ石笛(Knobさん孔・直孔) [21I013]

ミズチ形軟玉ヒスイ石笛(Knobさん孔・直孔) [21I013]

販売価格: 38,000円(税別)

(税込価格: 41,800円)

在庫数 在庫なし
ご神事に相応しく、ミズチ(蛟・水の精霊)を思わせる神秘的な姿を持つ石笛を、糸魚川産の軟玉ヒスイで作りました。
一般的にヒスイといえば硬玉ヒスイを意味しますが、古代中国で玉(ぎょく)と呼ばれて珍重されていたのは軟玉ヒスイです。
鉱物名はネフライトで、特に糸魚川産はヒビが多いのですが、この石笛ほどヒビがなく均一な色相を持つものは珍しいのです。
モース硬度は硬玉ヒスイと比較して低いので軟玉と呼ばれていますが、粘り強さは硬玉ヒスイに比べて高いものもありますので加工が難しいく、商品化されることも少ない鉱物です。
そんな特性があるので近年までパプアニューギニアなどでは石斧として珍重されましたし、その名残かニュージーランドでは今でも釣針形のアクセサリーが作られています。
鉱物学的には宝石質の透閃石岩のことらしいのですが、日本では旧石器時代から局部磨製石器が作られていました。
Knobさん仕様の試験管状孔なので音色も円やかです。
量産品には真似できない、精妙な音色と優美な曲線をお愉しみください。


これまで広い音域を持つ楽曲演奏の可能な石笛を追求してきましたが、本来のご神事で奏上する石笛は、大本教の出口王仁三郎が伝えたように「磐笛は『ユーユー』と長く跡の音を引いて『幽』と云う音色を発生しせめるのが、第一等である」 (本教創世紀)ものであったようです。

近頃は本職の神職さんや古神道方面のお客様からのご注文と不思議なご縁が続いており、本格的なご神事に使える石笛を求めておられるお客様が少なからずいらっしゃる事に気が付きました。
ご神事で使われる石笛は、ぬなかわヒスイ工房が開発したペンダント仕様や音階変化のための指孔などといった工夫は必要はなく、本来の祭器たる石笛を目指した連作の一つです。
また、原石仕立ての一つ孔の石笛に呪術的な意味を持つ吹き手もおられるようです。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、当初想い描いた基本デザインは保持しつつも、最後まで作り手である私自身がどんな石笛が出来上がるかが解らない状態で作っています。
その点では、極力、能動性や観念的な想いは避け、非常に受動的な作り方をしています。
このような石笛の作り方は非常に効率が悪いのですが、個人的には必然性を感じており、石を使った活花のように捉えております。

余談ですが、一般に流通している原石仕立ての石笛は、ハンマーで小割したヒスイ原石に若干の修正を加えてバレル研磨機という自動研磨の機械に放り込ん表面的な艶を付けてあるだけですので、原石表面は微細な痘痕状の肌荒れが残っています。
ぬなかわヒスイ工房の原石仕立ての石笛は、石笛として吹き易い形状に切削した上で平面研磨機で手作業の研磨をしていますので、バレル研磨機だけで仕上げた石笛に比べて光沢の奥行が感じられるはずです。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロ演奏家からのご注文も多いのですが、「息が吹き込みやすい形状・ビビリ音の排除・広い音域」というプロからのご要望は、すなわち初心者でも吹き易い石笛という考えを基本にしていますので、どなたにもお勧めできます。

音質の特徴
薄く作り込んだために、倍音成分が非常に豊富。
伸びがあり透明感ある詫びた中音が特長的。
音階変化は小器用として拒否するかのような腹に響く力強くストレートな音色。
シューという倍音と、ピューという倍音が同時に響く。
大きな音階変化を付けた楽曲演よりも、神事や一定の息の吹き込み方で長音を愉しむ奏法、呼吸法や音色自体を愛でる愉しみ方に向く。

基本キー;A6

音域;B5〜C7(1オクターブ強)

石質;堅牢緻密。石目はあるが模様の範囲。
   
透光性;非常によい

色合;青味がかった暗い深緑

孔寸法;φ13×深さ27mm

*市販の石笛の孔直径は通常8mm前後ですが、この石笛は12mmもありますので、竜笛や能管などの横笛経験者には吹き易い石笛と言えます




商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 58×31×27
材質; 糸魚川産軟玉ヒスイ

他の写真

  • ご神事に相応しい荒々しいくも神秘的な姿を持つ石笛です。
    17I039「珠玉」と同じく、圧砕ヒスイの原石を削り込んで造ってあります。
    圧砕ヒスイは、硬いヒスイと極端に柔らかい角閃石という不純物が混じり合っており、凹んだ角閃石からヒスイが丸く出っ張っているために葡萄ヒスイと呼ばれ、近年は人気が高くなってきました。

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