ミズチ形ご神事用ヒスイ石笛(Knobさん孔) [21I063]
ミズチ形ご神事用ヒスイ石笛(Knobさん孔)
[21I063]
販売価格: 80,000円(税別)
(税込: 88,000円)
在庫数 在庫なし
商品詳細
水底をうねるミズチ(蛟)を思わせるご神事に相応しい神秘的な姿を持つKnobさん孔の石笛です。
ミズチは龍などを意味する中国の水の精霊ですが、私のイメージは縄文中期の勝坂式土器に施文されたミズチ紋。
量産品には真似できない流麗な曲線、模様が浮かび上がるような研磨、なによりプロの演奏に耐える音色と操作性がお愉しみ頂けます。
石笛の仕様
音色の特徴
持った指が透けて見えるほどの薄作りなので、石笛の共鳴作用で芳醇な倍音を持つ高音域が特長的。
ウイ〜ンやピーといった形容しがたい様々な倍音が入り混じり響く。
透明感あるもしっとり落ち着いた高音域が特長的。
操作性が非常によく、可愛らしい小鳥のさえずりから、狼の遠吠えや寒風吹きすさぶモガリ笛を思わる切ない音色が容易に吹きこなせます。
何時までも吹き続けたくなる音色ですので、倍音中毒にご用心!(笑)
音域;D6〜D7(1オクターブ)
基本キー;A6
孔寸法;φ13×深さ28mm(直孔タイプ・Knobさん孔)
色合い;青味がかった若草色に深緑色と鮮やかな黄緑の雲が浮かぶ
透明度;非常によい
石質;結晶は細かく緻密で堅牢。
石笛の孔形状について
一般的な人工石笛の吹き孔は円柱状になっています。
ぬなかわヒスイ工房の石笛の吹き孔は、一般的な円柱状とKnobさん仕様の試験管状孔の2種類を作り別けています。
2020年に友人であるデイジュリドウと石笛演奏家として活躍するKnobさんから、天然石笛と同じ丸底になった試験管状孔の石笛を作って欲しいと開発したのが、Knobさんモデルです。
円柱孔と試験管状孔のどちらかに優劣がある訳ではなく、同じ孔の直径と深さで比較すると円柱孔は力強い音色で、容積があるために音域が若干ですが広くなる特長があり、試験管状孔は天然石笛と似たような円やかな音色という特長があります。
ぬなかわヒスイ工房と他の人工石笛との違い
巷に溢れる石笛の多くは、原石に孔を開けやすい位置に吹き孔を開けっぱなしにしててあるだけですので、好きにくい形状であったり、吹き孔の底に中空ドリル痕の凸が残っていたり、内部壁面に荒々しい条痕が残っています。
これでは吹き込んだ息が乱流となりますので、音程が一定せず、雑味が多い耳ざわりな音色となってしまいます。
要するに吹けばピーと音が出るだけのですので、これではご神事で使う宗教家やプロの演奏家からは「孔をあけたヒスイの塊り」としか評価されません。
また石笛表面も傷取り研磨程度か、バレル研磨機で見せかけの光沢を出しただけで売られていますが、中には電動工具の切削傷がそのまま残っているものまであります。
ぬなかわヒスイ工房では傷取り研磨の後に中研磨、仕上げ研磨、鏡面仕上げをしているのは、「孔をあけたヒスイの塊り」から「ヒスイ製の石笛」に産まれ変わっていく上で必要な工程だと認識しているからです。
余談ですが、カーネギーホールで石笛を演奏した実績のある横澤和也さんから、「あなたの石笛は人工であっても天然石笛といってもいいですよ」と評価されたのは、迷いながらも石笛を作り始めて4年目くらい。我が意を得たりとほっとしました。
ぬなかわヒスイ工房の造形と研磨
一般的に艶消し研磨として売られている石笛や勾玉は、傷取り研磨程度で止めている状態です。
ぬなかわヒスイ工房の場合は、中研磨までした上でバレル研磨機で艶消しをするか、値段を抑えるために成形・研磨しやすいシンプルなデザインにして、しっとりした艶の中研磨に止めるかのどちらかですが、もちろん吹き孔はきちんと研磨してあります。
また造形は原石と対話しながら、ヒスイがなりたい形を探っていく即興性の高い作り方をしていますので、同じものは二つとありません。
量産石笛には真似できない吹き易さ、音色、、音域の広さ、デザイン、研磨、なにより存在感をお楽しみして頂けると自負しています。
そもそも石笛とは?
天然の孔のあいた石を笛としてご神事に使うといったところが一般的ですが、砂岩や泥岩の場合は穿孔貝というヤドカリなどが巣穴として孔をあけたり、火山岩などの場合は冷え固まる際に内部のガスが抜けた孔などがあります。
古神道や修験系などでご神事に使われるのは天然の石笛ですので、人工石笛は邪道だとする人もいます。
しかし考古学的に石笛と報告されているのは、僅か数例の縄文時代の人工石笛なのです。
ネットには縄文時代の石笛云々という情報が溢れていますが、残念ながらそのほとんどはヒスイ大珠を独善的に石笛と紹介しているか、それら誤認情報の孫引きしているようです。
ためしにそれらサイトに石笛とする根拠や詳細情報を問合せてみてください。返信はないでしょう。
また縄文遺跡から天然の孔あきの石が出土することも稀にありますが、単に「穴開き石」としか報告されません。
それは安産や子孫繁栄を願う呪具の可能性や、珍しいから拾ってきたのかも知れず、実際の用途が不明だからです。
ましてや遺跡の表土採集した孔の開いた石が、縄文時代の石笛とするのはあまりにも独善的過ぎます。
私が考古学者たちと交流して地道に調べた石笛の考古学的な情報は、すぐに同業者にコピーされますので詳細は書けませんが、ご興味のある方は、盟友である守山鷲声さんが運営する「石笛倶楽部」のサイトをご参照ください。
http://moriyama-shusei.jp/iwabue-club/iwabue-club1.html
ミズチは龍などを意味する中国の水の精霊ですが、私のイメージは縄文中期の勝坂式土器に施文されたミズチ紋。
量産品には真似できない流麗な曲線、模様が浮かび上がるような研磨、なによりプロの演奏に耐える音色と操作性がお愉しみ頂けます。
石笛の仕様
音色の特徴
持った指が透けて見えるほどの薄作りなので、石笛の共鳴作用で芳醇な倍音を持つ高音域が特長的。
ウイ〜ンやピーといった形容しがたい様々な倍音が入り混じり響く。
透明感あるもしっとり落ち着いた高音域が特長的。
操作性が非常によく、可愛らしい小鳥のさえずりから、狼の遠吠えや寒風吹きすさぶモガリ笛を思わる切ない音色が容易に吹きこなせます。
何時までも吹き続けたくなる音色ですので、倍音中毒にご用心!(笑)
音域;D6〜D7(1オクターブ)
基本キー;A6
孔寸法;φ13×深さ28mm(直孔タイプ・Knobさん孔)
色合い;青味がかった若草色に深緑色と鮮やかな黄緑の雲が浮かぶ
透明度;非常によい
石質;結晶は細かく緻密で堅牢。
石笛の孔形状について
一般的な人工石笛の吹き孔は円柱状になっています。
ぬなかわヒスイ工房の石笛の吹き孔は、一般的な円柱状とKnobさん仕様の試験管状孔の2種類を作り別けています。
2020年に友人であるデイジュリドウと石笛演奏家として活躍するKnobさんから、天然石笛と同じ丸底になった試験管状孔の石笛を作って欲しいと開発したのが、Knobさんモデルです。
円柱孔と試験管状孔のどちらかに優劣がある訳ではなく、同じ孔の直径と深さで比較すると円柱孔は力強い音色で、容積があるために音域が若干ですが広くなる特長があり、試験管状孔は天然石笛と似たような円やかな音色という特長があります。
ぬなかわヒスイ工房と他の人工石笛との違い
巷に溢れる石笛の多くは、原石に孔を開けやすい位置に吹き孔を開けっぱなしにしててあるだけですので、好きにくい形状であったり、吹き孔の底に中空ドリル痕の凸が残っていたり、内部壁面に荒々しい条痕が残っています。
これでは吹き込んだ息が乱流となりますので、音程が一定せず、雑味が多い耳ざわりな音色となってしまいます。
要するに吹けばピーと音が出るだけのですので、これではご神事で使う宗教家やプロの演奏家からは「孔をあけたヒスイの塊り」としか評価されません。
また石笛表面も傷取り研磨程度か、バレル研磨機で見せかけの光沢を出しただけで売られていますが、中には電動工具の切削傷がそのまま残っているものまであります。
ぬなかわヒスイ工房では傷取り研磨の後に中研磨、仕上げ研磨、鏡面仕上げをしているのは、「孔をあけたヒスイの塊り」から「ヒスイ製の石笛」に産まれ変わっていく上で必要な工程だと認識しているからです。
余談ですが、カーネギーホールで石笛を演奏した実績のある横澤和也さんから、「あなたの石笛は人工であっても天然石笛といってもいいですよ」と評価されたのは、迷いながらも石笛を作り始めて4年目くらい。我が意を得たりとほっとしました。
ぬなかわヒスイ工房の造形と研磨
一般的に艶消し研磨として売られている石笛や勾玉は、傷取り研磨程度で止めている状態です。
ぬなかわヒスイ工房の場合は、中研磨までした上でバレル研磨機で艶消しをするか、値段を抑えるために成形・研磨しやすいシンプルなデザインにして、しっとりした艶の中研磨に止めるかのどちらかですが、もちろん吹き孔はきちんと研磨してあります。
また造形は原石と対話しながら、ヒスイがなりたい形を探っていく即興性の高い作り方をしていますので、同じものは二つとありません。
量産石笛には真似できない吹き易さ、音色、、音域の広さ、デザイン、研磨、なにより存在感をお楽しみして頂けると自負しています。
そもそも石笛とは?
天然の孔のあいた石を笛としてご神事に使うといったところが一般的ですが、砂岩や泥岩の場合は穿孔貝というヤドカリなどが巣穴として孔をあけたり、火山岩などの場合は冷え固まる際に内部のガスが抜けた孔などがあります。
古神道や修験系などでご神事に使われるのは天然の石笛ですので、人工石笛は邪道だとする人もいます。
しかし考古学的に石笛と報告されているのは、僅か数例の縄文時代の人工石笛なのです。
ネットには縄文時代の石笛云々という情報が溢れていますが、残念ながらそのほとんどはヒスイ大珠を独善的に石笛と紹介しているか、それら誤認情報の孫引きしているようです。
ためしにそれらサイトに石笛とする根拠や詳細情報を問合せてみてください。返信はないでしょう。
また縄文遺跡から天然の孔あきの石が出土することも稀にありますが、単に「穴開き石」としか報告されません。
それは安産や子孫繁栄を願う呪具の可能性や、珍しいから拾ってきたのかも知れず、実際の用途が不明だからです。
ましてや遺跡の表土採集した孔の開いた石が、縄文時代の石笛とするのはあまりにも独善的過ぎます。
私が考古学者たちと交流して地道に調べた石笛の考古学的な情報は、すぐに同業者にコピーされますので詳細は書けませんが、ご興味のある方は、盟友である守山鷲声さんが運営する「石笛倶楽部」のサイトをご参照ください。
http://moriyama-shusei.jp/iwabue-club/iwabue-club1.html
商品詳細
寸法;縦×幅×厚み(mm) | 64×24×29 |
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材質; | 糸魚川ヒスイ |
他の写真
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ご神事に相応しい荒々しいくも神秘的な姿を持つ石笛です。
17I039「珠玉」と同じく、圧砕ヒスイの原石を削り込んで造ってあります。
圧砕ヒスイは、硬いヒスイと極端に柔らかい角閃石という不純物が混じり合っており、凹んだ角閃石からヒスイが丸く出っ張っているために葡萄ヒスイと呼ばれ、近年は人気が高くなってきました。
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