松浦武四郎遺品「令和の大首飾り改修」のお知らせ（注文参考品） [21ｍ039]

都内の個展が終わり、すぐに松阪市立「松浦武四郎記念」より依頼されて製作した、松浦武四郎所有の「大首飾り」複製の手直しに入り、なかなか新作をあげられないので只今こんなことしてますというご報告、というかいい訳を（笑）

記念館の耐震リニューアル工事に際し、今後は立てて展示することになりましたので、下記内容の手直しをしています。
(1)玉類243点を繋いだポリエステル系の糸を、実物と同じ絹糸に交換
(2)滑石製の勾玉24点と管玉2点を蛇紋岩で代替していたものを、実物に色合いが近いロディン岩に変更

大首飾りとは
幕末期の蝦夷地探検家、明治期の好事家として有名な松浦武四郎が、最晩年に蒐集品の玉類243点を繋いでつくったのが「大首飾り」です。
実物は東京の「静嘉堂文庫美術館」に収蔵されており、平成30年は武四郎生誕200周年と北海道道制開始150年の節目の年であり、記念行事の一環として武四郎出身地である松阪市立「松浦武四郎記念館」からの依頼で製作しました。
ぬなかわヒスイ工房が制作した「大首飾り」の複製品は、来年4月後半の松浦武四郎記念館のリニューアルオープン後から常設展示される予定です。


レプリカ作りのご相談と見積、ご注文は、実測図と写真の電子データを送って下さい。
資料がない場合は、当方が出土品の当該埋蔵文化財センターや博物館と交渉して、実測図作成と写真撮影も承ります。

ご予算に応じてヒスイ原石を選びます。

大珠の他に勾玉・磨製石器・丸玉・垂れ飾り・石皿などご相談者承ります。

取り扱い石材
糸魚川ヒスイ・蛇紋岩類（透閃石・ネフライトなど）・滑石・青碧玉（南米産）・赤瑪瑙・白瑪瑙・水晶等
＊石材によっては入手困難なものもありますので、お時間を頂く場合もあります。

＊仕上げについて
出土品に合わせて艶有・半艶・艶消し仕上げを致します。

お気軽にご相談ください。