ヒスイ石笛

「三宝」ヒスイ螺旋紋線刻石笛(Knobさん孔+ラッパ状吹き孔+U字吹き口仕様) [22I0107]

「三宝」ヒスイ螺旋紋線刻石笛(Knobさん孔+ラッパ状吹き孔+U字吹き口仕様) [22I0107]

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商品詳細

淡い千草色(灰味のある青味を帯びた明るい緑)のヒスイ製のKnobさん孔・ラッパ状の吹き口を持つ石笛です。
この色味のヒスイは艶消し仕上げにした縄文テイストが似合いますので、縄文晩期っぽい螺旋紋を線刻しました。
円やかな倍音を持つKnobさん孔と、尺八にヒントを得たU字吹き口に加え、吹き口から底までが緩いラッパ状に広がる工夫をした新工夫をしたら、吹き易いばかりか倍音に厚みが増しました。
これらの工夫は、ぬなかわヒスイ工房が独自に開発したオリジナル技術ですが、すぐに真似する業者が出てきますので念のため宣言(笑)
また三角形状それぞれの辺の厚みを変えましたので、吹き口の形状による音色の違いもお愉しみ頂けます。
おめでたい「三方よし」の石笛ですので「三宝」と銘を付けました。
1オクターブ音域を持ちますが、音域うんぬん以上に非常に心地よい音色です。

ちなみにKnobさん孔とは、デイジュリドウ演奏家のKnobさんからの要望で、天然物の石笛と同じ吹き孔の底が丸くなった試験管状の孔を持つ石笛を開発した、ぬなかわヒスイ工房の造語です。
一般的な人工石笛の円柱状孔より、まろやか音色が楽しめます。

石笛の特徴
3か所ある吹き口は、それぞれ高音域、中音域、低音域と音質に特長があるが、基本は野太くも憂愁を帯びた落ち着いた音色。
音の抑揚が付けやすい操作性の良さと、腹に響く力強くストレートな音色を併せ持つ。
ビー、ピー、シューとも聴こえる芳醇な倍音が響く。
楽曲演、神事や一定の息の吹き込み方で長音を愉しむ奏法、呼吸法や音色自体を愛でるなど様々な吹き方に対応できるオールラウンド石笛。

基本キー;B6

音域;E6〜E7(1オクターブ)

石質;結晶は緻密で堅牢緻密。
   
透光性;普通

色合;千草色に緑の雲が浮かぶ

孔寸法;φ10〜13×深さ21mm(孔断面がラッパ状に広がる・直孔・Knobさん孔)

*市販の石笛の吹き孔直径は8mmが多いですが、この石笛の吹き口の最大直径は13mmですので、初心者には息が吹き込み吹き易く、上級者には無理なく音が出せる石笛と言えます





これまで広い音域を持つ楽曲演奏の可能な石笛を追求してきましたが、本来のご神事で奏上する石笛は、大本教の出口王仁三郎が伝えたように「磐笛は『ユーユー』と長く跡の音を引いて『幽』と云う音色を発生しせめるのが、第一等である」 (本教創世紀)ものであったようです。
仁三郎の言葉に影響を受け、広い音域よりも「幽幽という厳かな音色」を目指しました。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、当初想い描いた基本デザインは保持しつつも、最後まで作り手である私自身がどんな石笛が出来上がるかが解らない状態で作っています。
その点では、極力、能動性や観念的な想いは避け、非常に受動的な作り方をしています。
このような石笛の作り方は非常に効率が悪いのですが、個人的には必然性を感じており、石を使った活花のように捉えております。

余談ですが、一般に流通している原石仕立ての石笛は、ハンマーで小割したヒスイ原石に若干の修正を加えてバレル研磨機という自動研磨の機械に放り込ん表面的な艶を付けてあるだけですので、原石表面は微細な痘痕状の肌荒れが残っています。
ぬなかわヒスイ工房では、原石仕立ての石笛であっても石笛として吹き易い形状に切削した上で平面研磨機で手作業の研磨をしていますので、バレル研磨機だけで仕上げた石笛に比べて光沢の奥行が感じられるはずです。






商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 40×40×27
材質; 糸魚川産ヒスイ

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