ヒスイ石笛

「THE亀ヶ岡」ラベンダーヒスイ線刻石笛(円筒形孔・指孔付き・ペンダント仕様) [22I0202]

「THE亀ヶ岡」ラベンダーヒスイ線刻石笛(円筒形孔・指孔付き・ペンダント仕様) [22I0202]

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商品詳細

淡いラベンダーヒスイ石笛に、縄文晩期の亀ヶ岡様式の文様を線刻した意欲作です。
亀ヶ岡様式とは、青森の亀ヶ岡遺跡から全国に広がった文様で、この石笛の文様は白色凝灰岩に線刻した岩板をモデルにしています。電動工具も鉛筆もなく、いったいどうやって線刻したのかと、縄文人の技能に驚くばかりですネ。
縄文遺跡で吹いてみたい石笛です。
約1オクターブ半の音域を持ちますが、音域うんぬん以上に非常に心地よい音色です。


石笛の特徴
野太くもしっとり落ち着いた中音域〜低音域が特長的なしっとりと憂愁を帯びた石笛。
鎮魂的な音色が能管や龍笛を思わせる。
音の抑揚が付けやすい操作性の良さと、腹に響く力強くストレートな音色を併せ持つ。
ビー、ピー、シューとも聴こえる芳醇な倍音が響く。
楽曲演奏、神事や一定の息の吹き込み方で長音を愉しむ奏法、呼吸法や音色自体を愛でるなど様々な吹き方に対応できるオールラウンド石笛。

基本キー;G6

音域;G5〜C7(1オクターブ半弱)

石質;結晶は緻密で堅牢緻密。
   
透光性;普通

色合;淡いスミレ色

孔寸法;φ12・5×深さ29mm(直孔・円柱状孔)

*市販の石笛の吹き孔直径は8mmが多いですが、この石笛の吹き口の最大直径は13mmですので、初心者には息が吹き込み吹き易く、上級者には無理なく音が出せる石笛と言えます





これまで広い音域を持つ楽曲演奏の可能な石笛を追求してきましたが、本来のご神事で奏上する石笛は、大本教の出口王仁三郎が伝えたように「磐笛は『ユーユー』と長く跡の音を引いて『幽』と云う音色を発生しせめるのが、第一等である」 (本教創世紀)ものであったようです。
仁三郎の言葉に影響を受け、広い音域よりも「幽幽という厳かな音色」を目指しました。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、当初想い描いた基本デザインは保持しつつも、最後まで作り手である私自身がどんな石笛が出来上がるかが解らない状態で作っています。
その点では、極力、能動性や観念的な想いは避け、非常に受動的な作り方をしています。
このような石笛の作り方は非常に効率が悪いのですが、個人的には必然性を感じており、石を使った活花のように捉えております。

余談ですが、一般に流通している原石仕立ての石笛は、ハンマーで小割したヒスイ原石に若干の修正を加えてバレル研磨機という自動研磨の機械に放り込ん表面的な艶を付けてあるだけですので、原石表面は微細な痘痕状の肌荒れが残っています。
ぬなかわヒスイ工房では、原石仕立ての石笛であっても石笛として吹き易い形状に切削した上で平面研磨機で手作業の研磨をしていますので、バレル研磨機だけで仕上げた石笛に比べて光沢の奥行が感じられるはずです。






商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 48×33×23
材質; 糸魚川産ヒスイ

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