翡翠勾玉

ヒスイ 定形勾玉(22mmサイズ・ペンダントトップ) [22m0309]

ヒスイ 定形勾玉(22mmサイズ・ペンダントトップ) [22m0309]

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商品詳細

白地に黄緑が発色したヒスイ定形勾玉です。
10年前はごく普通に入手できたヒスイ原石が、国石に認定されてからというもの入手困難となってきました。
ぬなかわヒスイ工房も当初は高さ27mmが勾玉の標準サイズでしたが、原石の入手が思うようにいかないために年々と勾玉が小型化して現在は高さ20mmが標準サイズ。
それでも久しぶりの20mmサイズ勾玉です。この先どうなることやら・・・。
「石の質さえよければカタチや研磨がどうでも売れる」という意見を聞いたことがありますが、ぬなかわヒスイ工房はそう考えず、どんなヒスイであっても一期一会の覚悟で徹底的に作り込み、紐孔の内部まで研磨しています。


何時でもどこでもお守りとして勾玉を身に付けていたいとうお客様のご要望で誕生したのが超小型勾玉ですので、気が付いたら2週間も身に付けたままだったと言われたくらい邪魔になりません。

ぬなかわヒスイ工房の勾玉は、古代風の縦向き飾りと横向き飾りの選択ができます。
勾玉の身に付け方には種類あり、相手に向かって逆C字に見える横向きが主流になっています。
これは大正時代の考古学者が「勾玉の紐孔を穿孔し始めた側を表とし、それが判別できない両側穿孔の場合は逆C字の向きを表とする」とした研究用の定義が戦前の専門図書に記述されておりますので、この最後の部分だけが広まって逆C字の横向きが表と勘違いされたことが原因のようです。
しかし古墳時代の埴輪には、勾玉とビーズの紐孔に絹糸などで連ねた縦向き飾りになっていることと、明治期に蝦夷地探検家の松浦武四郎が蒐集した玉類243点を連ねて政策した「大首飾り」なども縦向き飾りですので、少なくとも明治期までの勾玉の飾り方は縦向きであったことが伺えるのです。

私は「これが正しい」とお客様に提示することはしたくはなく、勾玉の飾り方は横向き飾りでも縦向き飾りでもお客様のお好み次第と、選択式を採用しております。
たとえ横向き飾りであっても、逆C字向きが正しいと思い込むのではなく、その日の気分でC字向きに首にかけてもいいと考えております。

そんな訳で超小型の勾玉は、(1)紐の交換は誰でもできる(2)お客様がビーズなど他のチャームを追加してカスタマイズできるなどのメリットのある縦向き飾りを基本にして、蠟引きコットン紐を付けてお届けしております。

しかし超小型の勾玉でも横向き飾りにしたい場合は、市販のバチカンではデザインが野暮ったく、また知らない内に外れてしまう恐れもあることから、独自開発したシルバー製の八の字環をチャーム金具を+3,000円のオプションでご用意しております。

ご注文の際は、縦向き飾り(無料)かシルバー製八の字環(+3,000円)のどちらかをお伝えください。
特にコメントがなければ、縦向き飾りでお届け致します。

*ご予算に応じてヒスイ原石を選びます・・・(オーダーは15,000円〜)

勾玉について
勾玉の形状については、牙玉説・胎児説・三日月説・釣り針説・玦状耳飾りリメイク説などがありますが、旧石器時代からある獣の牙をペンダントにした牙玉が勾玉の原型であったようです。
やがて縄文前期(六千〜五千年前)の長者ケ原遺跡で胎児のような牙状勾玉が作られ、晩期(三千〜二千五百年前)には青森県を中心に胎児そっくりな勾玉が多く作られていくようになりました。
やがて時代と共に勾玉はスマートになっていく傾向があり、弥生時代以降に我々が見慣れた定形勾玉となっていきます。

多くの職人さんはヒスイの質を自慢しますが、私はヒスイの質を褒められるより、「生きてるみたい!」とか「ジェリービーンズみたいに口の中に入れてしまいたくなるほど美味そう!」「手に持つと馴染んでずっと持っていたくなる!」と勾玉の出来具合を褒められるほうが嬉しいですネ。
だからちっちゃくても普通サイズの勾玉と同じ作り方で頑張っています。小さいのに丁寧に作ってあるので同業者から「どうやって作った?!」と驚かれるのですが、一生懸命作ったとしか言えないのです。
量産された勾玉にはない、流麗な曲線や滑らかな手触りをお楽しみください。

石質;堅牢緻密
色合い;白地に黄緑色の模様
透光性;非常によい
紐;長さ調整ができる蝋引きコットン紐サービス(こげ茶・黒の選択可能)

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 22×14×7mm
材質; ヒスイ輝石岩(糸魚川産)

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