縄文オカリナ「遮光器土偶ミニ」2023年版（指孔付き・ペンダント仕様） [23T001]

人気の遮光器土偶オカリナのデザインが少しづつ変わってきたので、2023年度版としてリニューアルしました。
縄文アクセサリーとして使いやすく、重量を以前の６０ｇから３０ｇに軽量化して、より壊れにくくなっています。
工房に見学にきたアメリカ人観光客が、型抜きではない一点物の手作りであることと、陶芸用窯ではなく野焼きしていることに驚いていましたが、デザイン・サイズ・焼きムラにバラつきがあるのは、その証拠！

吹き方は石笛と同じく土偶の底の孔から息を吹き込みますが、眉間の小穴は音階調整用の指孔ですので、最初は指で塞いで吹いてみてください。音が安定したら指孔を開閉して音に高低をつけたり、鳥の鳴声の真似もできます。石笛初心者の練習用にも最適。

型抜きではない手作り品なので、寸法・デザインと同じものは二つとありません。
焼きムラがあるのは縄文土器と同じ窯焼きでない証拠で、これぞ縄文スタイル！
在庫切れの場合は、本業の合間を縫っての製作になりますので１〜3ヶ月納期がかかります。

＊釉薬はかかっていない素焼きですので陶器ほどの強度はありませんが、フローリング床に落としたくらいでは壊れません。

個体の説明
青森県つがる市の「亀ヶ岡遺跡」出土の、あまりにも有名な国宝の土偶。縄文時代晩期の「遮光器土偶」がモデル
眼の部分をマナ乾きの状態で研磨してあります。

実物は、燻し焼きした後にベンガラが赤く塗られていた痕跡がありますが、「海のヒスイ・ロード」検証実験航海をした時に、亀ヶ岡遺跡近くの海岸のにはベンガラで赤く染まった段丘がありましたので納得。

＊縄文オカリナは「民族楽器コイズミ」さんや、私が講師の体験会やフリマでも売っているために、ネットにアップする前に売れてしまい、なかなか新作を発表できないのですが、ご注文承ります。
在庫が無くなった場合は、ヒスイ加工の合間に多品種少量生産の手作りをしているために暫くお待ち頂く事がありますので、お気軽にご相談下さい。

音色と基本キー
意外にも鋭い高音から詫びた低音まで広い音域を持つ本格派。
バラつきがありますが、概ねC６〜C7くらいの１オクターブの音域があります。
簡単な曲なら演奏できますし、ジ〜という倍音も綺麗です。

本体材料；野焼き陶土