縄文石笛

蒼いミズチ アオトラ石笛(北海道・ヌカビラ川産緑色岩製・円柱状孔) [23I1004]

蒼いミズチ アオトラ石笛(北海道・ヌカビラ川産緑色岩製・円柱状孔) [23I1004]

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商品詳細

縄文人が歓喜するにちがいないアオトラ製の石笛です。

以前は北海道の縄文遺跡で出土する磨製石器がヌカビラ川で産出する縞模様をもつ緑色岩、通称アオトラ製であり、本州の青森や秋田で出土する緑系の石斧は緑色凝灰岩とされていました。
しかし近年は北東北の遺跡の緑系磨製石器にアオトラもまじっていることがわかりました。
独特の姿をもち、粘りがあるので珍重されていたようです。
ちなみに古語では緑も青として認識されていましたので、うねった姿から蒼いミズチ(蛟・水の精)と名付けました。

露頭したアオトラの表面は縞模様の柔らかい深緑部分が削れて凸凹したりしていますので、表側をあえて凸凹に研磨して、裏側は平らにした神秘的な姿にしてみました。
安いだけが取り柄の量産石笛には真似できない音色と演奏のしやすさ、流麗な曲面をお愉しみいただけると自負しております。


石笛のスペック
憂愁を帯びて落ち着いた中音域が特長的で、操作性がいいので浄め的な高音から鎮魂的な低音まで変化させることが可能。
ピーという倍音が全音域で鳴り響き、吹いているだけで心地よい芳醇な倍音。

参考基本キー;F6
参考音域;A5〜C7(1オクターブ強)
石質;非常に緻密・裏面にイナズマのような形をした節理はあるが割れる恐れはなく、かえって神秘的な姿となっている
透光性;ない
色合;マットな緑地に黄緑の縞模様(実物は写真より暗い色調です)
革紐:なし

孔寸法;φ12×深さ26mm


ぬなかわヒスイ工房の石笛は、吹き孔・紐孔・指孔の全てが研磨されています。量産品では真似できない研磨と微妙な曲線と研磨をお愉しみいただけます。
異形の石笛ですが1オクターブ半もの広い音域と、抜群の操作性、石笛自体が共鳴した芳醇な倍音を持ちます。
ちなみに笄とは結髪を整える器具ですが、出土品は中央に二個の小穴があいた上下がシンメトリックな形状ですので、小穴に紐を通して回転させることで風切り音を出す松風独楽(ブンブン独楽ともいいます)の方が近いようにも見えます。


アクセサリーやお守りとして持ち歩ける大珠風のペンダントタイプですが、1オクターブを超える全音域でも鈴を転がすような倍音が響きます。ライブ用石笛としても最適。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロ演奏家からのご注文も多いのですが、「息が吹き込みやすい形状・ビビリ音の排除・音域が広い」というプロからのご要望は、すなわち初心者でも吹き易い石笛という考えを基本にしていますので、どなたにもお勧めできます。







商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 45×45×28
材質; 北海道・ヌカビラ川産のアオトラ(緑色岩)

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