青ヒスイ 超小型勾玉(縦13mmサイズ・シルバー製八の字環なし・イリコンヒスイ)K様売約済み! [24m0101]
商品詳細
現在は希少になった小滝川の入りコン沢(通称イリコン)産の青ヒスイの欠片のなかから、蒼い部分だけでつくった超小型の勾玉です。
一般的にイリコンは水色に赤茶の模様がはいりますが、この模様は節理に入り込んだ酸化水が原因と思われ、ここから割れることが多いのです。
一般的にはサザレ石にするか、ストラップをつくるしかないような小さな原石から勾玉をつくるのは相当な手間暇ですが、まさしく米の芯近くまで削りこんでつくる大吟醸酒と同じようなものです。
その甲斐あってキャンデイのような質感の、かわいらしいツートンカラーの蒼い勾玉になりました。かなり希少!
3,000円のオプションでオリジナル開発したシルバー製八の字環を追加していただければ、内寸縦5mm×幅4mm前後の寸法ありますので、お好みのチェーンや大麻紐に交換可能です。ご注文の前にお申し付けくださいませ。
石質;堅牢緻密
色合い;濃い蒼と白のツートンカラー
透光性;非常によい
金具;なし・・・オプションで独自開発したシルバー製八の字環(内径5mm×4mm前後)追加可能
紐;長さ調整ができる蝋引きコットン紐サービス(こげ茶・黒の選択可能)
小指の爪ほどしかないちいさな勾玉ですが、きちんと紐孔の中まで研磨してあります。
海千山千の同業者からどうやって作ってるの?と驚かれますが、普通の勾玉とおなじく一生懸命につくっているとしか言えません。
ちなみに現在のヒスイ加工では当たり前につかわれている自動のバレル研磨機は使用せず、平面研磨機による地道な手作業品ですので、乱反射してギラギラ光るバレル研磨製品とは異質な、しっとりとした上品な光沢だと自負しております。
「色のいいヒスイならカタチと研磨はどうでも売れる」と同業者から聞いたことがありますが、どんなヒスイであっても私にとってオンリーワンの愛すべき存在で、一期一会の覚悟で徹底的に作り込み、紐孔の縁や内部まで研磨しています。
ちなみに研磨にも種類があり、多くのヒスイ職人が仕上げで使っている自動のバレル研磨機の光沢は、ギラついた油脂光りが好みに合わず、じっとりと上品な光沢が出る平面研磨機での手作業をしています。
そもそも勾玉とはなんだろう?勾玉のカタチにさえなっていれば勾玉といえるのだろうか?
日々そんな自問自答をしていますが、なぜだかお客様から「ぬなかわヒスイ工房さんの勾玉(あるいは石笛)は、ずっと握っていたくなる」「美味しそう!」と、不思議な褒め言葉をいただきます。
勾玉をお求めいただいたご婦人から、歩きながら、電車に乗りながら、いつでも勾玉に触っていたいとブレスレットに仕立て直したものを見せていただいた時、涙ぐんでしまいました。
しかし、ずっと握っていたくなる勾玉の作り方など、私は知りません。
恐らくは・・・日頃から勾玉とはなんだろう?という自問自体にあるのではないだろうか?
大昔の人々が愛してきたヒスイ勾玉、すなわち日本の基層文化に触れたという共感がそう感じさせてくれるのだとしたら、ヒスイ職人冥利に尽きるというものです。
これは希望的観測ですネ。
*ぬなかわヒスイ工房の勾玉は、下記3点の中から仕立て方が選べますので、ご注文の際は明記してください。
詳細な画像は、説明欄の下の写真でご確認のほどを!
(1)勾玉に紐を通すだけの縦向き飾り(古代風)
(2)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにウッドビーズを使用(一般的な横向き飾り)
(3)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにテグス結び(一般的な横向き飾り)
勾玉の身に付け方には種類あり、現在は相手に向かって逆C字に見える横向き飾りが主流になっています。
これは東京帝国大学の考古学者が「勾玉の紐孔を穿孔し始めた側を表とし、それが判別できない両側穿孔の場合は逆C字の向きを表とする」とした考古学上の定義が、大正時代に出版された研究図書に記述されているのを見つけましたので、この最後の部分だけが広まって逆C字の横向きが表とされたようです。
しかし勾玉が縦向きの飾りになっている古墳時代の人物埴輪や、数々の出土品の状況などから、本来的には縦向き飾りであったと考えられています。
2018年に幕末期の蝦夷地探検家であった松浦武四郎が、明治期に蒐集した玉類243点を連ねて政策した「大首飾り」を明治維新150周年を記念してのレプリカを「松阪市立松浦武四郎記念館」から依頼されましたが、「大首飾り」も実物は縦向き飾りですので、少なくとも明治期までは縦向きであったようで、横向き飾りは大正時代以降であることが伺えます。
私は「これが正しい」とお客様に提示することはしたくはなく、勾玉の飾り方はお客様のお好み次第の選択式を採用しており、逆C字向きが正しいと思い込むのではなく、その日の気分でC字向きに首にかけてもいいと考えております。
そんな訳で、古典的な縦向き飾りは誰でも紐を簡単に交換できるというメリットがあり、現代的な横向き飾りは縦向きよりでっぱりが少ない分、日頃から身につけるお守りに最適で、ビジネススーツの下でも目立たないというメリットがあることをお伝えしています。
ただし、紐の素材に関係なく、毎日身につけていると二年くらいで紐は切れてしまいますので、横向き飾りの時は紐が捻じれないためのビーズを通すか、テグス結びで捻じれ止めにする必要があります。
*特にコメントがなければ、縦向き飾りでお届け致します。
*ご予算に応じてヒスイ原石を選びます・・・(オーダーは30,000円〜)
勾玉について
勾玉の形状については、牙玉説・胎児説・三日月説・釣り針説・玦状耳飾りリメイク説などがありますが、原型は旧石器時代からある獣の牙をペンダントにした牙玉であったようです。
やがて縄文早期後半(六千年前)の長者ケ原遺跡で胎児のような牙状勾玉が滑石で作られ、後期から晩期にヒスイ製の勾玉が作られるようになり、断絶期を経て弥生中期ころから北九州方面で定形勾玉が作られるようになりました。
一般的にイリコンは水色に赤茶の模様がはいりますが、この模様は節理に入り込んだ酸化水が原因と思われ、ここから割れることが多いのです。
一般的にはサザレ石にするか、ストラップをつくるしかないような小さな原石から勾玉をつくるのは相当な手間暇ですが、まさしく米の芯近くまで削りこんでつくる大吟醸酒と同じようなものです。
その甲斐あってキャンデイのような質感の、かわいらしいツートンカラーの蒼い勾玉になりました。かなり希少!
3,000円のオプションでオリジナル開発したシルバー製八の字環を追加していただければ、内寸縦5mm×幅4mm前後の寸法ありますので、お好みのチェーンや大麻紐に交換可能です。ご注文の前にお申し付けくださいませ。
石質;堅牢緻密
色合い;濃い蒼と白のツートンカラー
透光性;非常によい
金具;なし・・・オプションで独自開発したシルバー製八の字環(内径5mm×4mm前後)追加可能
紐;長さ調整ができる蝋引きコットン紐サービス(こげ茶・黒の選択可能)
小指の爪ほどしかないちいさな勾玉ですが、きちんと紐孔の中まで研磨してあります。
海千山千の同業者からどうやって作ってるの?と驚かれますが、普通の勾玉とおなじく一生懸命につくっているとしか言えません。
ちなみに現在のヒスイ加工では当たり前につかわれている自動のバレル研磨機は使用せず、平面研磨機による地道な手作業品ですので、乱反射してギラギラ光るバレル研磨製品とは異質な、しっとりとした上品な光沢だと自負しております。
「色のいいヒスイならカタチと研磨はどうでも売れる」と同業者から聞いたことがありますが、どんなヒスイであっても私にとってオンリーワンの愛すべき存在で、一期一会の覚悟で徹底的に作り込み、紐孔の縁や内部まで研磨しています。
ちなみに研磨にも種類があり、多くのヒスイ職人が仕上げで使っている自動のバレル研磨機の光沢は、ギラついた油脂光りが好みに合わず、じっとりと上品な光沢が出る平面研磨機での手作業をしています。
そもそも勾玉とはなんだろう?勾玉のカタチにさえなっていれば勾玉といえるのだろうか?
日々そんな自問自答をしていますが、なぜだかお客様から「ぬなかわヒスイ工房さんの勾玉(あるいは石笛)は、ずっと握っていたくなる」「美味しそう!」と、不思議な褒め言葉をいただきます。
勾玉をお求めいただいたご婦人から、歩きながら、電車に乗りながら、いつでも勾玉に触っていたいとブレスレットに仕立て直したものを見せていただいた時、涙ぐんでしまいました。
しかし、ずっと握っていたくなる勾玉の作り方など、私は知りません。
恐らくは・・・日頃から勾玉とはなんだろう?という自問自体にあるのではないだろうか?
大昔の人々が愛してきたヒスイ勾玉、すなわち日本の基層文化に触れたという共感がそう感じさせてくれるのだとしたら、ヒスイ職人冥利に尽きるというものです。
これは希望的観測ですネ。
*ぬなかわヒスイ工房の勾玉は、下記3点の中から仕立て方が選べますので、ご注文の際は明記してください。
詳細な画像は、説明欄の下の写真でご確認のほどを!
(1)勾玉に紐を通すだけの縦向き飾り(古代風)
(2)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにウッドビーズを使用(一般的な横向き飾り)
(3)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにテグス結び(一般的な横向き飾り)
勾玉の身に付け方には種類あり、現在は相手に向かって逆C字に見える横向き飾りが主流になっています。
これは東京帝国大学の考古学者が「勾玉の紐孔を穿孔し始めた側を表とし、それが判別できない両側穿孔の場合は逆C字の向きを表とする」とした考古学上の定義が、大正時代に出版された研究図書に記述されているのを見つけましたので、この最後の部分だけが広まって逆C字の横向きが表とされたようです。
しかし勾玉が縦向きの飾りになっている古墳時代の人物埴輪や、数々の出土品の状況などから、本来的には縦向き飾りであったと考えられています。
2018年に幕末期の蝦夷地探検家であった松浦武四郎が、明治期に蒐集した玉類243点を連ねて政策した「大首飾り」を明治維新150周年を記念してのレプリカを「松阪市立松浦武四郎記念館」から依頼されましたが、「大首飾り」も実物は縦向き飾りですので、少なくとも明治期までは縦向きであったようで、横向き飾りは大正時代以降であることが伺えます。
私は「これが正しい」とお客様に提示することはしたくはなく、勾玉の飾り方はお客様のお好み次第の選択式を採用しており、逆C字向きが正しいと思い込むのではなく、その日の気分でC字向きに首にかけてもいいと考えております。
そんな訳で、古典的な縦向き飾りは誰でも紐を簡単に交換できるというメリットがあり、現代的な横向き飾りは縦向きよりでっぱりが少ない分、日頃から身につけるお守りに最適で、ビジネススーツの下でも目立たないというメリットがあることをお伝えしています。
ただし、紐の素材に関係なく、毎日身につけていると二年くらいで紐は切れてしまいますので、横向き飾りの時は紐が捻じれないためのビーズを通すか、テグス結びで捻じれ止めにする必要があります。
*特にコメントがなければ、縦向き飾りでお届け致します。
*ご予算に応じてヒスイ原石を選びます・・・(オーダーは30,000円〜)
勾玉について
勾玉の形状については、牙玉説・胎児説・三日月説・釣り針説・玦状耳飾りリメイク説などがありますが、原型は旧石器時代からある獣の牙をペンダントにした牙玉であったようです。
やがて縄文早期後半(六千年前)の長者ケ原遺跡で胎児のような牙状勾玉が滑石で作られ、後期から晩期にヒスイ製の勾玉が作られるようになり、断絶期を経て弥生中期ころから北九州方面で定形勾玉が作られるようになりました。
商品詳細
寸法;縦×幅×厚み(mm) | 13×9×5mm |
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材質; | 青ヒスイ(糸魚川産イリコンヒスイ) |
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