金華石石笛 [14HI056]

神秘的な姿を持つ金華石の直孔タイプの石笛です。

まるで隕石のような姿ですが、泥岩質に石英やメノウ、黄鉄鉱を含む稀少な鉱物であり、ヒスイ以上に稀少な変成岩です。
姫川でも滅多に拾えません。

一般的に金華石は、鑑賞用の水石か、バックルやネクタイピンなどに加工されるのですが、その姿があまりにも神秘的であったので、孔を開けただけの石笛にしてみました。
所々に黄鉄鉱やメノウ、石英の結晶が華を咲かせた姿は、神々しい小宇宙を観るようであり、鉱物見本や置物としても魅力的です。

恐らく世界初の金華石石笛と言ってもいいでしょう。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロの石笛奏者の要望で通常はビビリ音などの雑音を調整しているのですが、この石笛は調整が済んでも不思議な倍音を持つビビリ音が残っており、神秘的な音色がします。
姿といい、音色といい、まさにご神事にぴったりの希少な石笛となりました。


音色；高音域が特徴的な神秘的な音色。
基本キー；Ｅ〜Ｆ＃
孔寸法；φ12×深さ12〜15mm
石質；所々黄鉄鉱、石英、メノウの華が咲き、緻密。