SAVE NOTO!ぷるぷるゆれる勾玉+漆塗り箸コラボのカンザシ(売上の10%を義援金とします) [24mk0501]
SAVE NOTO!ぷるぷるゆれる勾玉+漆塗り箸コラボのカンザシ(売上の10%を義援金とします)
[24mk0501]
販売価格: 30,000円(税別)
(税込: 33,000円)
商品詳細
能登半島地震のボランティアで輪島市の繁華街を走行中に、ガラスが割れた商業ビルの中で二人のご婦人が災害関連ゴミの分別をしていましたので、お手伝いを申し出ました。
聞けば創業70年の呉服屋さんで住居兼の店舗ビルが全壊して、女主が高齢のため店仕舞いするのだそう。
二人のご婦人は80代の女主とお嬢さんで、わたしが被災地の輪島漆器を代行販売して義援金をお渡しする「輪島漆器販売義援金プロジェクト」をやっているボランティアだと自己紹介したら、たくさんの輪島塗の箸をプレゼントしてくれました。
そこで頂いた箸で勾玉カンザシを製作販売して、売上金の10%を義援金としてお渡しすることにしました。
橋は河で分けられた土地をつなぐもの、箸は食べ物をイノチにつなぐものなど、離れたものを繋ぐモノをハシとする語源説がありますので、このカンザシが被災された方と見守る人の橋渡しとなってくれたら幸いです。
もちろん、ぬなかわヒスイ工房の勾玉は自動のバレル研磨機をつかわない手研磨で、紐孔の中まで研磨してあります。
勾玉部分
石質;堅牢緻密
色合い;キャンデイのような質感の白
透光性;非常によい
ビーズ;赤メノウ・水晶
ワイヤー;ステンレス
木部;漆塗り箸・黒色(NHK朝ドラ「まれ」の家の向かいにあった千舟堂さんの品だそうです)
*長さ6寸(約180mm)×最大直径7mm
「色のいいヒスイならカタチと研磨はどうでも売れる」と同業者から聞いたことがありますが、どんなヒスイであっても私にとってオンリーワンの愛すべき存在で、一期一会の覚悟で徹底的に作り込み、紐孔の縁や内部まで研磨しています。
ちなみに研磨にも種類があり、多くのヒスイ職人が仕上げで使っている自動のバレル研磨機の光沢は、ギラついた油脂光りが好みに合わず、じっとりと上品な光沢が出る平面研磨機での手作業をしています。
そもそも勾玉とはなんだろう?勾玉のカタチにさえなっていれば勾玉といえるのだろうか?
日々そんな自問自答をしていますが、なぜだかお客様から「ぬなかわヒスイ工房さんの勾玉(あるいは石笛)は、ずっと握っていたくなる」「美味しそう!」と、不思議な褒め言葉をいただきます。
勾玉をお求めいただいたご婦人から、歩きながら、電車に乗りながら、いつでも勾玉に触っていたいとブレスレットに仕立て直したものを見せていただいた時、涙ぐんでしまいました。
しかし、ずっと握っていたくなる勾玉の作り方など、私は知りません。
恐らくは・・・日頃から勾玉とはなんだろう?という自問自体にあるのではないだろうか?
大昔の人々が愛してきたヒスイ勾玉、すなわち日本の基層文化に触れたという共感がそう感じさせてくれるのだとしたら、ヒスイ職人冥利に尽きるというものです。
これは希望的観測ですネ。
*ぬなかわヒスイ工房の勾玉は、下記3点の中から仕立て方が選べますので、ご注文の際は明記してください。
詳細な画像は、説明欄の下の写真でご確認のほどを!
(1)勾玉に紐を通すだけの縦向き飾り(古代風)
(2)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにウッドビーズを使用(一般的な横向き飾り)
(3)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにテグス結び(一般的な横向き飾り)
勾玉の身に付け方には種類あり、現在は相手に向かって逆C字に見える横向き飾りが主流になっています。
これは東京帝国大学の考古学者が「勾玉の紐孔を穿孔し始めた側を表とし、それが判別できない両側穿孔の場合は逆C字の向きを表とする」とした考古学上の定義が、大正時代に出版された研究図書に記述されているのを見つけましたので、この最後の部分だけが広まって逆C字の横向きが表とされたようです。
しかし勾玉が縦向きの飾りになっている古墳時代の人物埴輪や、数々の出土品の状況などから、本来的には縦向き飾りであったと考えられています。
2018年に幕末期の蝦夷地探検家であった松浦武四郎が、明治期に蒐集した玉類243点を連ねて政策した「大首飾り」を明治維新150周年を記念してのレプリカを「松阪市立松浦武四郎記念館」から依頼されましたが、「大首飾り」も実物は縦向き飾りですので、少なくとも明治期までは縦向きであったようで、横向き飾りは大正時代以降であることが伺えます。
私は「これが正しい」とお客様に提示することはしたくはなく、勾玉の飾り方はお客様のお好み次第の選択式を採用しており、逆C字向きが正しいと思い込むのではなく、その日の気分でC字向きに首にかけてもいいと考えております。
そんな訳で、古典的な縦向き飾りは誰でも紐を簡単に交換できるというメリットがあり、現代的な横向き飾りは縦向きよりでっぱりが少ない分、日頃から身につけるお守りに最適で、ビジネススーツの下でも目立たないというメリットがあることをお伝えしています。
ただし、紐の素材に関係なく、毎日身につけていると二年くらいで紐は切れてしまいますので、横向き飾りの時は紐が捻じれないためのビーズを通すか、テグス結びで捻じれ止めにする必要があります。
*特にコメントがなければ、縦向き飾りでお届け致します。
*ご予算に応じてヒスイ原石を選びます・・・(オーダーは30,000円〜)
勾玉について
勾玉の形状については、牙玉説・胎児説・三日月説・釣り針説・玦状耳飾りリメイク説などがありますが、原型は旧石器時代からある獣の牙をペンダントにした牙玉であったようです。
やがて縄文早期後半(六千年前)の長者ケ原遺跡で胎児のような牙状勾玉が滑石で作られ、後期から晩期にヒスイ製の勾玉が作られるようになり、断絶期を経て弥生中期ころから北九州方面で定形勾玉が作られるようになりました。
聞けば創業70年の呉服屋さんで住居兼の店舗ビルが全壊して、女主が高齢のため店仕舞いするのだそう。
二人のご婦人は80代の女主とお嬢さんで、わたしが被災地の輪島漆器を代行販売して義援金をお渡しする「輪島漆器販売義援金プロジェクト」をやっているボランティアだと自己紹介したら、たくさんの輪島塗の箸をプレゼントしてくれました。
そこで頂いた箸で勾玉カンザシを製作販売して、売上金の10%を義援金としてお渡しすることにしました。
橋は河で分けられた土地をつなぐもの、箸は食べ物をイノチにつなぐものなど、離れたものを繋ぐモノをハシとする語源説がありますので、このカンザシが被災された方と見守る人の橋渡しとなってくれたら幸いです。
もちろん、ぬなかわヒスイ工房の勾玉は自動のバレル研磨機をつかわない手研磨で、紐孔の中まで研磨してあります。
勾玉部分
石質;堅牢緻密
色合い;キャンデイのような質感の白
透光性;非常によい
ビーズ;赤メノウ・水晶
ワイヤー;ステンレス
木部;漆塗り箸・黒色(NHK朝ドラ「まれ」の家の向かいにあった千舟堂さんの品だそうです)
*長さ6寸(約180mm)×最大直径7mm
「色のいいヒスイならカタチと研磨はどうでも売れる」と同業者から聞いたことがありますが、どんなヒスイであっても私にとってオンリーワンの愛すべき存在で、一期一会の覚悟で徹底的に作り込み、紐孔の縁や内部まで研磨しています。
ちなみに研磨にも種類があり、多くのヒスイ職人が仕上げで使っている自動のバレル研磨機の光沢は、ギラついた油脂光りが好みに合わず、じっとりと上品な光沢が出る平面研磨機での手作業をしています。
そもそも勾玉とはなんだろう?勾玉のカタチにさえなっていれば勾玉といえるのだろうか?
日々そんな自問自答をしていますが、なぜだかお客様から「ぬなかわヒスイ工房さんの勾玉(あるいは石笛)は、ずっと握っていたくなる」「美味しそう!」と、不思議な褒め言葉をいただきます。
勾玉をお求めいただいたご婦人から、歩きながら、電車に乗りながら、いつでも勾玉に触っていたいとブレスレットに仕立て直したものを見せていただいた時、涙ぐんでしまいました。
しかし、ずっと握っていたくなる勾玉の作り方など、私は知りません。
恐らくは・・・日頃から勾玉とはなんだろう?という自問自体にあるのではないだろうか?
大昔の人々が愛してきたヒスイ勾玉、すなわち日本の基層文化に触れたという共感がそう感じさせてくれるのだとしたら、ヒスイ職人冥利に尽きるというものです。
これは希望的観測ですネ。
*ぬなかわヒスイ工房の勾玉は、下記3点の中から仕立て方が選べますので、ご注文の際は明記してください。
詳細な画像は、説明欄の下の写真でご確認のほどを!
(1)勾玉に紐を通すだけの縦向き飾り(古代風)
(2)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにウッドビーズを使用(一般的な横向き飾り)
(3)勾玉に紐を通して、捻じれ止めにテグス結び(一般的な横向き飾り)
勾玉の身に付け方には種類あり、現在は相手に向かって逆C字に見える横向き飾りが主流になっています。
これは東京帝国大学の考古学者が「勾玉の紐孔を穿孔し始めた側を表とし、それが判別できない両側穿孔の場合は逆C字の向きを表とする」とした考古学上の定義が、大正時代に出版された研究図書に記述されているのを見つけましたので、この最後の部分だけが広まって逆C字の横向きが表とされたようです。
しかし勾玉が縦向きの飾りになっている古墳時代の人物埴輪や、数々の出土品の状況などから、本来的には縦向き飾りであったと考えられています。
2018年に幕末期の蝦夷地探検家であった松浦武四郎が、明治期に蒐集した玉類243点を連ねて政策した「大首飾り」を明治維新150周年を記念してのレプリカを「松阪市立松浦武四郎記念館」から依頼されましたが、「大首飾り」も実物は縦向き飾りですので、少なくとも明治期までは縦向きであったようで、横向き飾りは大正時代以降であることが伺えます。
私は「これが正しい」とお客様に提示することはしたくはなく、勾玉の飾り方はお客様のお好み次第の選択式を採用しており、逆C字向きが正しいと思い込むのではなく、その日の気分でC字向きに首にかけてもいいと考えております。
そんな訳で、古典的な縦向き飾りは誰でも紐を簡単に交換できるというメリットがあり、現代的な横向き飾りは縦向きよりでっぱりが少ない分、日頃から身につけるお守りに最適で、ビジネススーツの下でも目立たないというメリットがあることをお伝えしています。
ただし、紐の素材に関係なく、毎日身につけていると二年くらいで紐は切れてしまいますので、横向き飾りの時は紐が捻じれないためのビーズを通すか、テグス結びで捻じれ止めにする必要があります。
*特にコメントがなければ、縦向き飾りでお届け致します。
*ご予算に応じてヒスイ原石を選びます・・・(オーダーは30,000円〜)
勾玉について
勾玉の形状については、牙玉説・胎児説・三日月説・釣り針説・玦状耳飾りリメイク説などがありますが、原型は旧石器時代からある獣の牙をペンダントにした牙玉であったようです。
やがて縄文早期後半(六千年前)の長者ケ原遺跡で胎児のような牙状勾玉が滑石で作られ、後期から晩期にヒスイ製の勾玉が作られるようになり、断絶期を経て弥生中期ころから北九州方面で定形勾玉が作られるようになりました。
商品詳細
寸法;縦×幅×厚み(mm) | 13×9×5mm(勾玉部分) |
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材質; | ヒスイ(糸魚川産) |
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