ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

マンタ形黒蛇紋ベンガラ彩色石笛 [15I053]

マンタ形黒蛇紋ベンガラ彩色石笛 [15I053]

販売価格: 32,000(税別)

(税込: 35,200)

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商品詳細

縄文時代に珍重された高品質の黒蛇紋に、自家製ベンガラで縄文文様を彩色した石笛です。
沖縄の海で出会ったマンタ(糸巻エイ)を抽象化した形状で、微妙な曲線を持ちます。
縄文人に近代工具を持たせたらこんな作品を作る、というのがこの石笛のコンセプトで、ここで言う抽象とは、余分な部分をそぎ落としてピュアな形状という意味で、美術用語の抽象ではありません。


糸魚川の蛇紋岩類は、旧石器時代から石斧の素材として各地で珍重されており、縄文時代には土壙墓から副葬品としての出土例もありますので、その優秀な切れ味から霊力ある石器として威信財にまでなっていた事が報告されています。
その蛇紋岩の中で最も石器として優秀なのが、黒蛇紋です。


描かれた文様は、縄文時代に土器や御物石器に多用されている蕨手紋のバリエーションで、後にアイヌ文様に引き継がれていったと思われますが、線刻した後に自家製のベンガラを塗ってあります。
ベンガラは酸化鉄を含む鉱物から精製される縄文以来の赤い顔料で、現在でも日本画や京都の町屋や神社仏閣などの建築塗料として使用されています。
赤は血の色、太陽の色、炎の色ですから、古今東西で生命力を象徴する魔除け色とされてきました。
小説「赤と黒」の赤は軍服の色、緋縅の甲冑は勇者の証し、ウルトラマンだって赤い(笑)
外国人に奇異に映る神社の鳥居の赤は、魔除けの意味。
使用したベンガラは、自分で糸魚川中を探し回って集めた縄文式顔料素材の中から、最も綺麗に赤が発色したベンガラ原石を、手間暇をかけて精製した貴重なベンガラです。
魔除けにされた黒蛇紋とベンガラを組み合わせて、魔除け文様を描かれた最強のお守り!

*ベンガラは半耐水性の自然素材ですので、多少の濡れや衝撃には耐えられますが、ベンガラ部分は強く洗ったり擦ったりしないで下さい。

・音色の特徴
全音域でかすれたジ〜という倍音が響き、6度のG前後の詫びた低音を基本として、指孔全閉の極低音から、全開で辺りを祓う超高音が愉しめます。
西洋音階の楽曲を演奏するとなるとかなり練習が必要ですが、既成の音楽理論を忘れて縄文遺跡や海や山で、自然に移ろう音階変化に身を任せた即興演奏を愉しみたい石笛です。

孔直径;10mm×深さ33mm
基本キー;幽玄的な6度のG

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 53×45×19mm
材質; 糸魚川産黒蛇紋岩

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