ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

銘「小滝」・ヒスイ原石仕立て石笛(一つ孔) [16I042]

銘「小滝」・ヒスイ原石仕立て石笛(一つ孔) [16I042]

販売価格: 30,000(税別)

(税込: 33,000)

在庫数 在庫なし

商品詳細

想う処あり、ペンダント仕様でもなく指孔もない原石仕立ての石笛を連作しました。
何故か最近は、古神道を学ぶ方や本職の神職さんからの一つ孔の石笛のご注文や問い合わせが重なり、初心忘れるべからずとの啓示(笑)と原初的な石笛を作る事になったのです。

これまで広い音域を持つ楽曲演奏の可能な石笛を追求してきましたが、本来のご神事で奏上する石笛は、大本教の出口王仁三郎が伝えたように「磐笛は『ユーユー』と長く跡の音を引いて『幽』と云う音色を発生しせめるのが、第一等である」 (本教創世紀)ものであったようです。
古神道方面のお客様と不思議なご縁が続きましたので、祭器たる石笛を目指して作った連作です。
また、原石仕立ての一つ孔の石笛に呪術的な意味を持つ吹き手もおられるようです。

一見して原石に孔を開けてあるだけのようですが、祭器としての石笛であるからには大幅に加工・成形をしてありますので、巷に溢れる孔を開けただけの石笛とは別物です。

また一般に流通している原石仕立ての石笛は、ハンマーで小割したヒスイ原石に若干の修正を加えてバレル研磨機という自動研磨の機械に数か月放り込んで艶を付けてあるだけですので、原石表面は微細な痘痕状の荒れが残っています。
ぬなかわヒスイ工房の原石仕立ての石笛は、石笛として吹き易い形状に切削した上で平面研磨機で手作業の研磨をしていますので、光沢の奥行が感じられるはずです。
石を使った活花のように、石の中から石笛を削り出す心持で作りました。

使用したヒスイは糸魚川市の小滝産です。
鮮やかな黄緑はオンファス輝石、深緑は角閃石で、北斎描く処の「神奈川沖浪裏」を想わせる緑のグラデーションは小滝産ならでは。
試し吹きしてみたら、腹に落ちる感じがまるで滝のよう。
小滝産という事もあり、「小滝」と銘うちました。

広い音域よりも「幽幽という厳かな音色」を目指しました。
音域は広くはありませんが、一般的な「正面吹き」の他に古神道系の吹き手に多い「横吹き」もし易い形状と、精妙な倍音が魅力です。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロ演奏家からのご注文も多いのですが、「息が吹き込みやすい形状・ビビリ音の排除・広い音域」というプロからのご要望は、すなわち初心者でも吹き易い石笛という考えを基本にしていますので、どなたにもお勧めできます。



音質の特徴
力強くも幽玄な低音〜中音を基本とするが、音階変化は小器用として拒否するかのような力強くストレートな音色。
大きな音階変化を付けた楽曲演よりも、一定の息の吹き込み方で長音を愉しむ事、音色自体を愛でる愉しみ方に向く。



基本キー;6度のソ。6度のミからシまでまでの音域を持つ

石質;よく練れて硬めのヒスイで、結晶は緻密
   
透光性;普通

色合;青味がかった薄黄緑地に鮮やかな緑・濃い緑・白・黒の模様を持つ

孔寸法;φ10×深さ30mm


商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 57×41×33
材質; 糸魚川ヒスイ(小滝産)

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