ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

「籠目紋」線刻彩色蛇紋岩縄文石笛neo(指孔付き) [16I051]

「籠目紋」線刻彩色蛇紋岩縄文石笛neo(指孔付き) [16I051]

販売価格: 20,000円(税別)

(税込: 22,000円)

在庫数 在庫なし

商品詳細

縄文時代から磨製石器素材として珍重されてきた糸魚川産蛇紋岩類の石笛に、吉祥文様の「籠目紋」を線刻・彩色した、縄文石笛neoです。

「籠目紋」は「六芒星」や「ダビデの星」とも呼ばれますが、アジアでは魔除けとして古くから使われていました。
その由来は折口信夫や柳田邦夫の民俗学的解釈に譲りますが、かっての日本の農家では、玄関先に竹籠を置いたり、ぶら下げたりして魔除けとする風習がありました。
北部ラオスの山岳民族の集落を訪ねた時にも、玄関先に置かれた竹籠や、簡単に竹を編んだだけの護符が軒先にぶら下げられていたり、道端に落ちているのを見かけて嬉しくなりました。
因みに東南アジアでは蛇の巣穴に竹を編んだ護符と同じものを仕掛けて、蛇を獲る罠があるようです。
「籠目」は多くの眼で悪霊を睨み付け、家に入る事を阻止するばかりか、蛇まで絡め獲られるのです。

*縄文石笛neoについて
六千年前の熊本県宇土市の「轟貝塚」から出土した、貫通孔を持つ石笛を吹き易く改良した石笛です。
アクセサリーとしてお守りとして違和感のない石笛ですが、プロの演奏用にも使えるほど音域が広く、初心者でも吹き易くなっています。縄文遺跡や杜で吹いてみたいデザインの石笛です。


糸魚川産の蛇紋岩類は、ヒスイ以上に広範囲の遺跡から出土していますが、縄文時代には副葬品として埋葬されてもいますので、霊力ある威信財としての価値もあったようです。
蛇紋岩製の石笛をヒスイ関係者に見せても蛇紋岩だと気付かず、時には黒曜石?と聞かれてしまうほど黒くて光沢があります。
蛇紋岩の原石は見栄えしなくても、丁寧に研磨すると黒光りする地に蛇紋が浮かびあがる綺麗な石なのです。

*実は最近になって、縄文時代に出土する「糸魚川産蛇紋岩の石斧」とは、通称黒蛇紋と呼ばれる透閃石が大部分であることが、判明してきました。
透閃石の中でも宝石のように綺麗な場合をネフライト(軟玉ヒスイ)と呼び、糸魚川産透閃石は北海道産緑色凝灰岩(アオトラ)と並ぶ国内最高レベルの石器素材であったのです。


*彩色は防水性塗料が使用されていますが、濡れた手で彩色部分を強く擦ったりすると塗料が指に付く恐れがあります。また不用意に落とすと塗料が剝がれる恐れもあります。

音色
木枯らしのような詫びた低音を基本として、イ〜ンという倍音が全音域で響く。
狼の遠吠えや寒風吹きすさぶモガリ笛を思わる切ない音色で、何時までも吹き続けたくなる音色。
倍音中毒にご用心!(笑)
幽玄で鎮魂的な低音域(5度のシ前後・1000Hz前後)、高音域(7度のファ・2700Hz前後)は、空間を突き破る祓い浄め的な高音。
1オクターブを越える音域が出ます。

基本キー;6度のド
孔寸法;φ10×深さ52mm(貫通孔タイプ)
色合い;黒地にに蛇紋岩の名の通りの蛇っぽい模様が入る
    
透明度;無い
石質;結晶は細かく緻密で堅牢。
使用ビーズ;

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 52×28×16mm
材質; 糸魚川産蛇紋岩類

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