ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

轟貝塚出土縄文石笛neo銘「不知火」 [17I034]

轟貝塚出土縄文石笛neo銘「不知火」 [17I034]

販売価格: 48,000円(税別)

(税込: 52,800円)

在庫数 在庫なし

商品詳細

熊本県の八代海は、昔から不知火(シラヌイ)という発光現象で知られます。
旧暦八月に沖に鬼火が漂うという伝承ですが、そのすぐ近くの轟貝塚から出土した縄文石笛をベースに改良した石笛です。
使用石材は糸魚川特有の金華石。
泥岩を母岩とし、石英や瑪瑙の海に黄鉄鉱の華が咲く、不思議な岩石です。
ごく稀に黄鉄鉱が酸化して黄色く発色するのですが、出来上がった石笛はまるで水銀の海に漂う鬼火のよう。
出土地に因んで、銘を「不知火」としました。

驚異的な2オクターブ近い音域を持つ縄文の音色をお愉しみ下さい。

出土品は黒色石灰岩製です。

実際の出土品は形状が歪であり、そのままの複製ですと売り物にならないために、寸法をそのままに丸みを帯びた直方体に作ってあるのがレプリカですが、neoは孔直径8mmのレプリカをベースとしながらも孔直径を10mmにして息を吹き込みやすく改良してあります。
その点はご了承をお願い致します。

縄文時代の石笛をネット検索すると、ヒスイ製大珠を石笛と誤認した情報が多いのですが、考古学的に石笛と推定されている石笛は、この上尾駮遺跡出土と轟貝塚出土の石笛などごく少数です。

大珠を石笛のように吹く事は可能かも知れませんが、有孔鍔付き土器が太鼓であるという説も含めて、音が出れば楽器であると断定する事はできません。
私も考古学者と同じ意見で、大珠は出土状況や形状から石笛ではないと推測していますし、こういった推測については慎重でありたいと思います。


ご予算に応じたヒスイ製石笛のご注文承ります。

吹き方だけでなく、貫通孔と直交する貫通小孔を指で操作すると、指の操作だけでも五段階に音階が変化で、驚異的な2オクターブもの音域を持つ元祖フルートです。
寂びた低音から驚くほどの甲高い高音までの広い音域を持ち、まるで龍笛や能管を想わせるような音色です。

音の特徴

音域;5度のレ〜7度のレ(2オクターブ)

基本キー;5度のシ

孔直径;10mm×深さ67mm(貫通孔)と、直交する直径5mmの貫通小孔


石質;練れて緻密。

色合;水銀のような黄鉄鉱と黄色、白、透明な瑪瑙が点在する。

透光性;瑪瑙部分は透過する。

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 67×29×19mm(出土品と若干寸法が違います)
材質; 糸魚川産金華石

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