「クリ坊」二重反転螺旋線刻蛇紋岩石笛（指孔付き） [17I055]

人気のある小さくて丸っこいヒスイ石笛に、二重螺旋模様を線刻した17I012「クリ坊」の蛇紋岩版です。
黒光りする蛇紋岩は線刻が目立ち、アクセサリーとしても最適です。
可愛らしい外見ですが、１オクターブを優に超える音域を持つ本格派です。
＊17Ｉ054と同じスペックですが、こちらにはヒビが無く若干小型です。

二重反転螺旋は縄文人が大好きな模様で、縄文土器や土偶に多く施文されていますが、個人的には始めも終わりもない永遠の時の流れを描いた縄文人の世界観ではないかと考えています。
メビュースの輪や、数学の無限大記号の祖形ではないでしょうか。

時という漢字は「脈動」を現す表意文字で、サンスクリット語で時は神と同義のカーラと呼びますので、古代人にとって時の流れとは神そのものだったのでしょう。

また糸魚川産の蛇紋岩は磨製石器素材として非常に優秀で、縄文時代にはヒスイ以上に広範囲に運ばれ、抜群の切れ味と耐久性から珍重されており、土壙墓の副葬品として出土することもありますので、ブランド的価値があったようです。


アクセサリーとしてお守りとして違和感のない石笛ですが、プロの演奏用にも使えるほど音域が広く、初心者でも吹き易くなっています。縄文遺跡や杜で吹いてみたいデザインの石笛です。


特長
可愛らしい外見に関わらず、広い音域と伸びのある高音を基本とし、透明感あるも野太い音色が特長的。
操作性も抜群で、楽曲演奏も可能。
イ〜ンという倍音が全音域で響く。

基本キー；Ｃ７

音域；Ｄ６＃〜Ｆ７＃

孔寸法；φ10×深さ22mm（直孔タイプ）

色合い；暗緑色の地に蛇紋岩の由来通りに黒い蛇紋模様が入る
　　　　
透明度；ない

石質；ヒビ無く晶は細かく緻密で堅牢。

使用紐・ビーズ；蝋引き綿紐