ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

ご神事用ラベンダーヒスイ石笛(一つ孔・半艶仕上げ) [17I072]

ご神事用ラベンダーヒスイ石笛(一つ孔・半艶仕上げ) [17I072]

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商品詳細

ご神事に相応しい荒々しいくも神秘的な姿を持つ石笛です。
糸魚川ヒスイの中でも女性的な印象を持つラベンダーヒスイ製ですが、ヒビが目立つので割安になっています。
ぬなかわヒスイ工房の石笛は鏡面仕上げを基本としますが、コスト低減と、なるべく自然なままがお好みのお客様もいらっしゃいますので、半艶仕上げになっております。
鏡面仕上げに加工する場合は、+10,000円追加となります。

一見して原石に孔を開けてあるだけのようですが、石笛であるからには吹きやすい形状と吹口に成形してあるのは無論です。
小型石笛なら二個〜三個作られるほどの大きなヒスイ原石の塊りから「石と対話しながら」石笛を削り出すようにカタチを作っていきますので、巷に溢れる孔を開けただけの石笛とは別物なのです。

つまり、ぬなかわヒスイ工房の石笛は、当初想い描いた基本デザインは保持しつつも、最後まで作り手である私自身がどんな石笛が出来上がるかが解らない状態で作っているのです。
その点では、極力、能動性や観念的な想いは避け、非常に受動的な作り方をしています。
このような石笛の作り方は非常に効率が悪いのですが、個人的には必然性を感じており、石を使った活花のように捉えております。
天然石笛を評価し、人工石笛は評価に値しないという人もいますが、それでは何故、人は花を活け、枯山水庭園を造るのか?
天然自然の在るモノから、人為によって美を造り出す、生まれ返るという行為を「造化」といいます。
そんな欲求がヒトにはあり、これはヒト以外には神様しか出来ない行為です。
ヒトによって造り出されたモノ、そんな想いで石笛を作っています。

余談ですが、一般に流通している原石仕立ての石笛は、ハンマーで小割したヒスイ原石に若干の修正を加えてバレル研磨機という自動研磨の機械に放り込ん表面的な艶を付けてあるだけですので、原石表面は微細なアバタ状の肌荒れが残り、波打っています。
ぬなかわヒスイ工房の原石仕立ての石笛は、石笛として吹き易い形状に切削した上で平面研磨機で手作業の研磨をしていますので、バレル研磨機だけで仕上げた石笛に比べて光沢の奥行が感じられるはずです。


これまで広い音域を持つ楽曲演奏の可能な石笛を追求してきましたが、本来のご神事で奏上する石笛は、大本教の出口王仁三郎が伝えたように「磐笛は『ユーユー』と長く跡の音を引いて『幽』と云う音色を発生しせめるのが、第一等である」 (本教創世紀)ものであったようです。

近頃は本職の神職さんや古神道方面のお客様からのご注文と不思議なご縁が続いており、本格的なご神事に使える石笛を求めておられるお客様が少なからずいらっしゃる事に気が付きました。
ご神事で使われる石笛は、ぬなかわヒスイ工房が開発したペンダント仕様や音階変化のための指孔などといった工夫は必要はなく、本来の祭器たる石笛を目指した連作の一つです。
また、原石仕立ての一つ孔の石笛に呪術的な意味を持つ吹き手もおられるようです。

広い音域よりも「幽幽という厳かな音色」を目指しました。
音域は広くはありませんが、一般的な「正面吹き」の他に古神道系の吹き手に多い「横吹き」もし易い形状と、精妙な倍音が魅力です。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロ演奏家からのご注文も多いのですが、「息が吹き込みやすい形状・ビビリ音の排除・広い音域」というプロからのご要望は、すなわち初心者でも吹き易い石笛という考えを基本にしていますので、どなたにもお勧めできます。

音質の特徴
木枯らしを思わせる野太くも詫びた高音域が特長的。
音階変化は小器用として拒否するかのような腹に響く力強くストレートな音色。
シューという倍音と、ピューという倍音が同時に響く。
大きな音階変化を付けた楽曲演よりも、神事や一定の息の吹き込み方で長音を愉しむ奏法、呼吸法や音色自体を愛でる愉しみ方に向く。

基本キー;A6

音域;B5〜C7 1オクターブ強

石質;不純物とヒビが目立つが、かえって神秘的な姿の味になっている
   
透光性;薄い部分のみ光を通す

色合;白地に青、紫、黄緑の模様が入る

孔寸法;φ12×深さ25mm

*市販の石笛の孔直径は通常8mm前後ですが、この石笛は12mmですので、竜笛や能管などの横笛経験者には吹き易い石笛と言えます




商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 71×44×26
材質; ラベンダーヒスイ(糸魚川産)

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