唐草紋線刻ヒスイ石笛（直孔タイプ・ペンダント仕様） [18I013]

微妙な曲線で構成されたデザインに、唐草紋を線刻した石笛です。
最近は出回らなくなってきた若干青味がかった象牙色のヒスイ製。
縄文土器に多用され、古代ギリシャでも愛されてきた唐草紋の線刻がしてあります。
狙って作ることができない心が鎮まりまえる響きの石笛です。

守山鷲声さんが動画で吹いている17I029とスペックは同じですが、極めて音がよく操作性もよいので、流石の鷲声さんでも「これまで吹いた石笛の中でベスト３！」と評価して頂いたのですが、孔直径が８mmですので慣れないと息が吹き込み難く感じる人もいるかも知れません。
そこで今回は孔直径を１２mmとし、斜孔から直孔に改良しました。
因みに17I029の演奏動画は下記ＵＲＬのユーチューブ動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=6SrLeyHPqAg


石笛の共鳴作用による豊かな倍音を得るために極限まで薄く削ってありますので、孔の中から持った指が透けて見えるほどです。
ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロの石笛奏者の要望で耳障りなビビリ音を調整しているのですが、この石笛はビーという石笛自体が共鳴して発生するらしい不思議な倍音が出ます。
姿といい、音色といい、まさにご神事にぴったりの希少な石笛となりました。

音色の特徴
17I029よりやや高音。
心が鎮まる馥郁たる円やかな響きを持つ。
幽幽とした伸びのある音色が心地よく、何時までも長音を吹きたくなる。
イ〜ンという上品な倍音を持つ。
瞑想するように思う様の即興演奏をしてみたい石笛。

音域；F６〜E７

基本キー；A６

孔寸法；φ12×深さ28mm（直孔）


石質；透光性抜群で緻密、若干のヒビが入るが割れるヒビではなく模様の範囲。

色合い：品のいい象牙色にくすんだ緑が入る。