ぬなかわ姫の玉つくり工房が千七百年の時を経て復活した「ぬなかわヒスイ工房」

原石仕立て異形勾玉(注文品) [18m018]

商品詳細

神棚にお供えする巨大勾玉を作って欲しいとの注文品です。
昨今では滅多に入手できない色鮮やかなヒスイ原石を、なるべくそのままに勾玉にしてくれればデザインはお任せという条件。
結果として縄文勾玉っぽい形状で、弥生時代の丁子頭を持つ高さ72mmもある巨大勾玉ができました。

勾玉の形には新月説・牙玉説・胎児説など諸説ありますが、勾玉らしき形状の装飾品は前期(7000年〜6000年前)から出土してきます。
前期には滑石や蛇紋岩などの石材で切れ込みのあるドーナツ状の玦状耳飾りが作られ、その形状故に割れやすかったようで、半分に割れた玦状耳飾りに孔を開けたリメイク品が出土してきます。

私見ですが、それぞれの説は単独で語られるべきものではなく、リメイク品の作者や身に付けた人々が牙玉や新月を連想してデザインが洗練してゆき、やがて晩期(4000〜3000年前)頃に胎児を思わせる形に変化していったのではないでしょうか。
弥生時代には見慣れた定形勾玉が登場して、古墳時代に更に洗練されていきます。


因みに縄文時代前期にはヒスイで大珠が作られ、晩期から小型化して勾玉や丸玉が作られますので、当初はヒスイ素材そのものの価値が尊ばれ、加工技術の進展と共にカタチに価値を見出していく傾向が推測されます。。



石質;若干のヒビはあるが、石質は非常に良い
色合い;薄緑に鮮やかな黄緑と深い緑が入る
透光性;非常に良い

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 72×43×23mm
材質; 糸魚川産ヒスイ

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