出雲石によく似た石で作った古墳時代風の勾玉です

古墳時代・出雲石もどき勾玉(普通サイズ) [20m009]

古墳時代・出雲石もどき勾玉(普通サイズ) [20m009]

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商品詳細

典型的な古墳時代の勾玉を、実測図に基づいて作った珪化した緑色岩製の勾玉です。
使用原石は南米産のグリーン・ジャスパーとして売られている原石ですが、出雲石(青瑪瑙)に似た色なので「出雲勾玉」として売られていることが多いそうです。
しかし加工してみるとジャスパー(碧玉)の硬さと緻密さにほど遠く、某研究機関で目視鑑定して頂いたところ、珪化した緑色岩とした方が無難であろうとのことでした。


多くの職人さんはヒスイの質を自慢しますが、私はヒスイの質を褒められるより、「生きてるみたい!」とか「ジェリービーンズみたいに口の中に入れてしまいたくなるほど美味そう!」「手に持つと馴染んでずっと持っていたくなる!」と勾玉の出来具合を褒められるほうが嬉しいです(笑)
量産された勾玉には真似ができない微妙な曲線や手触りをお楽しみください。



各時代ごとの勾玉の特徴について
縄文時代
勾玉の形状については、胎児説、三日月説、牙玉説、魚説などがありますが、考古学者には旧石器時代から存在する牙玉に祖型を求める方が多いようです。
また糸魚川市の長者ケ原遺跡に代表される縄文前期の遺跡から出土する玦状耳飾りの割れた半分をリメークした三日月形のペンダントに祖型を求める意見もあります。
縄文時代の勾玉の多くは扁平な形状をしており、竹管を回転させて穿孔していたためか紐孔は大き目ですので、漫画チックな胎児のような印象を受けます。
晩期(三千〜二千五百年前)には、青森地方で盛んに勾玉が作られるようになりました。

弥生時代
丸みを帯びたスマートな形状になり、現代人が見慣れた定形勾玉となりますが、穿孔具に石針(せきしん)や鉄針(てつしん)を使うようになりますので、紐孔は小さくなります。
この時代には頭部に刻みを入れた丁子頭勾玉や、子持ち勾玉などの派生勾玉が盛んにが作られるようになりますが、個人的な見解として刻みを入れる意味を分裂・増殖、つまり旺盛な生命力や子孫繁栄といった呪術的な意味を感じています。

古墳時代
弥生時代に完成した勾玉が量産されるようになったためか、角張った形状が増えてきます。

どの時代でも共通した飾り方は現代のような逆Cの字の向きではなく、飾り方例の写真のような縦向きであったと推測されています。


*本物の出土品のような艶消し仕上げや半艶仕上げ、現代的な鏡面仕上げなどお好みの研磨が可能です。

*ご予算に応じてヒスイ原石をご提案致します。

石質;緻密だが、やや多孔質な肌合い。
色合い;深緑
透光性;ない
*首から下げる紐付き(蝋引きコットン組紐)はサービスしますが、不要の場合はお申し出ください。
*飾り方例の写真のような仕立てを希望する場合は、お気軽にご相談ください。

商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 27×17×9mm
材質; 出雲石もどきの珪化した緑色岩(南米産)

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