ラベンダーヒスイ製の石笛に、縄文風流水紋を線刻した大珠形石笛です。

流水紋線刻大珠形ラベンダーヒスイ石笛(直孔・ペンダント仕様) [20I046]

流水紋線刻大珠形ラベンダーヒスイ石笛(直孔・ペンダント仕様) [20I046]

販売価格: 42,000(税別)

(税込: 46,200)

在庫数 在庫なし

商品詳細

薄くラベンダー色が発色したヒスイ製の石笛に、縄文風の流水紋を線刻した大珠形石笛です。
オクターブ超えの音域を持ち、豊富な倍音成分を狙った薄目の造りですので、芳醇な倍音を持ちます。
流水紋は、後期くらいから縄文土器に施文される流麗な文様で、晩期にはバリエーションが豊富になるようです。


これまで広い音域を持つ楽曲演奏の可能な石笛を追求してきましたが、本来のご神事で奏上する石笛は、大本教の出口王仁三郎が伝えたように「磐笛は『ユーユー』と長く跡の音を引いて『幽』と云う音色を発生しせめるのが、第一等である」 (本教創世紀)ものであったようです。

仁三郎の言葉に影響を受け、広い音域よりも「幽幽という厳かな音色」を目指しました。
音域は広くはありませんが、一般的な「正面吹き」の他に古神道系の吹き手に多い「横吹き」もし易い形状と、精妙な倍音が魅力です。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、プロ演奏家からのご注文も多いのですが、「息が吹き込みやすい形状・ビビリ音の排除・広い音域」というプロからのご要望は、すなわち初心者でも吹き易い石笛という考えを基本にしていますので、どなたにもお勧めできます。


ぬなかわヒスイ工房の石笛は、当初想い描いた基本デザインは保持しつつも、最後まで作り手である私自身がどんな石笛が出来上がるかが解らない状態で作っています。
その点では、極力、能動性や観念的な想いは避け、非常に受動的な作り方をしています。
このような石笛の作り方は非常に効率が悪いのですが、個人的には必然性を感じており、石を使った活花のように捉えております。

余談ですが、一般に流通している原石仕立ての石笛は、ハンマーで小割したヒスイ原石に若干の修正を加えてバレル研磨機という自動研磨の機械に放り込ん表面的な艶を付けてあるだけですので、原石表面は微細な痘痕状の肌荒れが残っています。
ぬなかわヒスイ工房では、原石仕立ての石笛であっても石笛として吹き易い形状に切削した上で平面研磨機で手作業の研磨をしていますので、バレル研磨機だけで仕上げた石笛に比べて光沢の奥行が感じられるはずです。


音質の特徴
木枯らしを思わせる、落ち着いた低音域を基本としする。
音階変化は小器用として拒否するかのような腹に響く力強くストレートな音色。
ビー、ピー、シューとも聴こえる複雑な倍音が響く。
大きな音階変化を付けた楽曲演よりも、神事や一定の息の吹き込み方で長音を愉しむ奏法、呼吸法や音色自体を愛でる愉しみ方に向く。

基本キー;E6

音域;B5〜D7(1オクターブ超え)

石質;結晶は緻密で堅牢緻密。
   
透光性;普通

色合;白地に淡いラベンダー、黒い帯が斜めに入る

孔寸法;φ10×深さ29mm(直孔)



*市販の石笛の吹き孔直径は8mmが多いですが、この石笛は10mmですので、龍笛や能管などの横笛経験者には吹き易い石笛と言えます




商品詳細

寸法;縦×幅×厚み(mm) 56×24×22
材質; 糸魚川産ラベンダーヒスイ

他の写真

Facebookコメント