石なのに柔らかく、温かい。眼と掌に馴染んで何時までも観て、持っていたくなるモノを目指します!

縄文人(見習い)の糸魚川発!

音楽家が集うぬなかわヒスイ工房の不思議・・・龍笛の響き

米沢上杉藩の深い尊崇を受け、上杉家中興の藩主で鷹山公が雨ごい祈願をしたことで有名な米沢市の神社の奥さんが、悲劇のヌナカワ姫伝説を教えて欲しいと訪ねて来たのは4年前。

詳しくは知らないが、ヌナカワ姫は悲劇的な人生を送ったのではないかと感じているとのことで、悲劇の伝説を教えてヌナカワ姫がお隠れになった「稚児ケ池」を案内したら、龍笛で慰霊をして頂いた。

旧糸魚川市役所跡地に建つヌナカワ姫とタケミナカタの銅像。子供の頃は南を向いていたのだが、20年程前の市役所移転後にはなぜか西に向けられてしまい「ヌナカワ姫は遥か出雲を望み、八千鉾神に想いを寄せている」と本などに書かれるようになった。悲劇の伝説を封印して、官民挙げて観光客誘致のための恋物語を主導する意図を感じるのは私だけではないですぞ。

 

代々と雅楽を指導される家系の方であり、彼女自らも神職であり龍笛(りゅうてき)を能くし、石笛も吹くので交流が続いていたが、明日行っていいか?と突然の再訪の連絡を受けて驚く。

是非も無し!

ちなみに上杉鷹山公はアメリカのケネディ大統領が来日した際に、最も尊敬する日本人と評して以来一躍有名になった歴史上の人物で、破綻寸前の藩政を立て直し、全国で30万人の餓死者を出した「天明の飢饉」の時も善政により領内では一人の餓死者も逃散者も出さず、「為せば成る 成さねばならぬ 何事も 成さぬは人の成さぬなりけり」の名言で知られる偉い人。

日照りが続いた時に領内を見渡す愛宕山山頂に登り、雨乞いを祈願したら大雨が降ったという逸話が残っておるのです。

数日前に不思議なできごとがあったと伝えると、自宅と工房で本格的なご神事を執り行ってくれた。

題名は知らなくても誰でも聞いたことのある雅楽の「越天楽」を奏上して頂いたが、歴史好きで三味線を弾くお袋もえらく感激していた。

加工機械もお浄めして頂き、有難い。

彼女の龍的は煤竹を16分割して裏返し合わせて作った本物。

能楽の家系の笛師の雲龍さんが能管を奏でた2週間後に、神道の龍笛が響く不思議。

しかも子供の頃から大好きだった上杉謙信公と所縁のある神社の方が奏でる龍笛だ。

正当な流れを汲む笛師が相次いで訪ねてくるのはこの上ない光栄だが、ヌナカワ姫の導きだと素直に信じている私です!